世界初のウラン蓄電池の開発に成功
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- 2025年3月25日
- トピックス

日本原子力研究開発機構は、
世界初のウランを活用した蓄電池の開発に
成功したようです。
これまで、
リチウムや鉛といった蓄電池はありましたが
原発向けの燃料として生じたウランを
活用することで電池を蓄えることができるようです。
開発した方によると
「原発で使用した廃棄されるウランは
宝の山になる可能性がある」
と発言しています。
とはいっても、
まだウラン蓄電池が
充放電するのを確かめたというところであり、
実用化にはまだ時間がかかるかもしれません。
ですが、
蓄電システムはすでにアメリカでも
積極的な研究開発が行われ、
スタートアップ企業がたくさん
設立されているようです。
今日、
その最先端のスタートアップ企業を教えてくれるのは
Weiss Ratingsでも有望なスタートアップ企業を見つけるのに
長けているクリス氏。
需要が急拡大している
蓄電システムを開発中の
3つのスタートアップ企業は
このまま記事をご覧ください。
あなたの生活を支える3つのスタートアップ企業

化石燃料からクリーンエネルギーへの移行はすでに進行しており、もはや後戻りはできない。実際、2023年には再生可能エネルギーが世界の電力システム全体の成長の86%を占めた。
現在、再生可能エネルギーの市場規模は1.2兆ドルと推定されている。さらに、世界各国の政府がCO2排出ゼロやカーボンニュートラルな未来を推進していることから、この数字は今後も拡大し続ける見込みだ。
しかし、再生可能エネルギーにも課題は存在する。
例えば、都市の電力供給が太陽光発電のみだった場合、夜間や厚い雲に覆われた時間帯には十分なエネルギーを供給できない可能性がある。
そのため、天候が良く太陽光発電に適した条件の下で収集したエネルギーを蓄電システムに保存し、不安定な条件下でも使用できるようにすることが極めて重要となる。
グリーンエネルギーのボトルネック
米国の電力網では、天候による停電が頻繁に発生しており、その安全性や信頼性が問題視されている。そのため、再生可能エネルギーの活用を最大化するには、大規模な蓄電システムが不可欠だ。
長期間にわたるエネルギーの収集と貯蔵を可能にするシステムは、自然がもたらす膨大なエネルギーと人々の電力需要をつなぐ重要な架け橋となる。しかし、これを大規模に実現することは容易ではない。現時点では、効果的な運用の実現に向けて進展しているものの、まだ初期段階にある。一方で、電力需要は増加の一途をたどっている。
エネルギー需要は過去20年間ほぼ横ばいだったが、AI、暗号資産、量子コンピューティングの発展により、2050年までに世界のエネルギー消費量は大幅に増加すると予測されている。これは未来の話ではなく、すでに始まっている現実だ。

ChatGPTの使用1回あたりの電力消費量は、電球を1時間点灯するのと同程度とされる。さらに、求める回答を得るためには何度も質問を繰り返す必要がある。実際、ChatGPTは1月だけで約38億回使用された。AIの利用者が増え続ける限り、この傾向はますます強まるだろう。
仮に、現状の技術で最大限のエネルギーを集めることができたとしても、純粋な電力エネルギーを蓄えることはできない。持続的に電力を生み出し続ける必要がある。
そのため、余剰エネルギーは消滅する前にバッテリーなどの形で保存しなければならない。バッテリーは、EVやスマートフォンだけでなく、都市や家庭への電力供給にも不可欠な技術である。
将来的には、効率的でクリーンなバッテリーシステムのネットワークが、ほぼすべての電力網で活用されることになるだろう。
市場の成長と新たなトレンド
2023年には、世界の再生可能エネルギーが473ギガワット増加した。これは約3億8,400万世帯に1年間電力を供給するのと同程度のエネルギーに相当する。これにより、再生可能エネルギーの生産量は過去最高を記録した。
国際エネルギー機関(IEA)によると、大規模バッテリーシステムの導入により、世界のエネルギー貯蔵能力は大幅に向上すると予測されている。2021年から2022年にかけて、大規模バッテリーの設置数は75%増加し、2022年時点でのインフラのほぼすべてが過去6年間に構築されたものだった。
エネルギー需要の拡大に伴い、蓄電システムの規模も拡大が求められる。蓄電容量の拡大と新しいシステムの需要が高まる中、老朽化したインフラの更新も必要となる。
現在、市場で最も一般的な蓄電池はリチウムイオン電池で、寿命は10〜15年とされる。次に普及している鉛蓄電池は5〜10年程度しか持たない。老朽化するインフラの更新に向けて、政府や企業、投資家は今後数十億ドル規模の資金を投入する必要がある。
その多くの資金は、革新的な技術を持つ民間企業に流れている。
例えば、Hydrostorは圧縮空気と水を利用して再生可能エネルギーを貯蔵する技術を開発中であり、ゴールドマン・サックスなどの投資家から2億ドルの資金を確保した。
Form Energyは最大100時間のエネルギーを蓄えられる鉄空気電池技術を開発しており、すでに4億500万ドルの投資を受けている。
Energy Vaultは、重力バッテリーを活用したエネルギー貯蔵技術を開発。ソフトバンク・ビジョン・ファンドから1億1000万ドルの投資を受け、SPAC合併を経て株式を公開した。

このように、次々と新技術を生み出す民間企業が存在しているため、私はこの重要な産業に投資するため、未公開企業に注目している。
そして最近、この分野で有望な1社を発見した。同社の技術はエネルギーシステムの未来に大きな影響を与える可能性があり、ゴールドマン・サックスやソフトバンクからの大規模投資やIPOの候補となるかもしれない。
詳細なリサーチが整い次第、改めて紹介する。
幸運を祈って
クリス・グレーブ
いかがでしたか。
AI、暗号資産、量子コンピューティングにより、
世界のエネルギー消費量は2050年までに
大きく伸びると予想されています。
その中でも
太陽光発電や他の再生可能エネルギーで
生み出した電力を蓄える
大規模バッテリーシステムに
注目が集まっているようです。
アメリカでは
その開発に政府や企業だけでなく、
民間投資家も将来の期待を込めて、
この分野に数十億ドルを注ぎ込んでいるようです。
また、
クリス氏は今注目すべき
エネルギー関連のテクノロジーを持った3つの
スタートアップ企業を紹介してくれました。
まだ、スタートアップ企業のためまだ投資ができない企業であったり、
立ち上がったばかりの企業ということもありますが
今後大きな注目を集める可能性もあります。
ぜひ、今後の動向も
注意してみてください。
ただ、もし
あなたが急増するエネルギー需要の
追い風に乗った新しいテクノロジーに
今すぐ投資をしたいのであれば、、
急成長が予測されている
”新”ガス資源にも注目してみてください。
この”新”ガス資源は
・石油のように安定的に発電
・クリーンエネルギーのように
二酸化炭素を排出しない
という特性を持った
新しいテクノロジーの一つです。
そして、その”新”ガス資源市場は
年平均成長率116.5%と言われています。
AI市場の年平均成長率が36.6%
と言われているので、その3倍以上の
スピードで成長すると言われているのです。
その”新”ガス資源と
”新”ガス資源の最大生産者の情報を
公開しています。
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35分24秒〜
”新”ガス資源市場と
そのリーダー企業の詳細を見る
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。