有望なインターネット通信企業株4選
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- 2020年8月25日
- トピックス
モンタナが舞台になっているドラマ「イエローストーン」を見たことがあるだろうか?
今、私はこのドラマを夢中で見ている。なぜなら、この番組にはカウボーイとモンタナという私の好きなものが2つも登場するからだ。
このドラマを見始めたのは、自粛生活が始まった3月頃からだったと思う。これだけでも長いドラマなのに、さらに私は3月の1ヶ月間だけで、過去10年分以上の映画を見てしまった。まさに「ギルティープレジャー(ダメだと分かっているが、止められない楽しみ)」というやつだ。
そのおかげで家にいても孤独を感じなかった。今、多くのエンタメが自粛されていることが追い風となり、ストリーミングサービスの需要は急上昇している。
同時に、スティホームが始まった時から、インターネットの使用量も急増している。アメリカ人はネットフリックやユーチューブ、TikTokなどで動画を楽しみ、多くの時間をネットサーフィンに充てている。
コロナショック前の一般家庭の平均データ使用量は320GBだったが、3月に入った途端、403GBにまで跳ね上がった。実に25%の増加率だ。
その後、いくつかの州が自宅待機命令を解除し、仕事に戻る人が増えたため、インターネット使用量は徐々に低下してきている。それでも、以前よりは明らかに人々がインターネットを使う頻度が増している。
インターネット通信は、「上り」と「下り」の2つの流れで構成されている。
「下り」通信はイエローストーンのようなドラマやテレビ番組を見る時に使う通信である。しかし、投資家としてはこの「下り」だけに焦点を当てていてはいけない。
注目すべき点は、最近、ビデオ会議の際に必要になる「上り」通信の使用頻度が劇的に増加していることだ。
「上り」通信のデータ消費量は2020年の第2四半期に56%も急増しており、全体のインターネット利用量の2倍以上の増加率となっている。
私たち投資家は、この需要の増加からどのような企業が利益を得ているのかを知っておく必要があるだろう。
まず、Zoomビデオコミュニケーションズ(Nasdaq:ZM、レート「C」) は多くの注目を集めている。さらに、アルファベット(Nasdaq:GOOGL、レート「B」)が提供するMeetやマイクロソフト(Nasdaq:MSFT、レート「B+」)のSkypeやTeamsなども評価が高い。
実際、弊社では検討を重ねた結果、マイクロソフトのTeamsを現在使っており、その性能に非常に満足している。
これらの市場の競争は熾烈を極めている。そんな中でも今後、爆発的に成長する可能性のある4つのビジネスコミュニケーション企業を紹介しようと思う。
リングセントラル(NYSE:RNG、レート「D+」):この会社が提供するのは単なるビデオ会議ツールではない。リングセントラルは、音声、ビデオ、メッセージを1つのプラットフォームに統合して、ワンストップサービスを可能にするUCaaS(Unified Communications as a Service)のパイオニアなのだ。
8×8(NYSE:EGHT、レート「D」):同社もUCaaSのプロバイダーだが、今、この企業は中小企業から大きな注目を集めている。実際に現在、同社の顧客の82%は年収10億ドル未満の企業だ。
スラック・テクノロジーズ(NYSE:WORK、レート「D」):スラックは、世界中のリモートワーカーがシームレスかつ素早くコミュニケーションを取ることができる新しいインスタントメッセージサービスであり、従来のメールによるコミュニケーション方法に革命をもたらしたと言っても過言ではない。
ドロップボックス(Nasdaq:DBX、レート「D」):当初、この会社はクラウドストレージシステムとして事業をスタートさせていたが、今や、映像通信やコラボレーションソフトなど、他のクラウド型サービスを統合したクラウド型コラボレーションプラットフォームへと変貌を遂げている。
その結果、Dropboxは大きな利益を上げている。収益は8四半期連続で増加し、それぞれの四半期の予想も上回ってきた。
これらの企業は大きく成長し始めている。しかし、今すぐ急いでこの4つの銘柄を購入することはオススメしない。私がいつも言っているように、大切なのはタイミングだ。
それでも、「上り」通信の需要増加は、一貫性のある強力かつ収益性の高い投資トレンドの一つであることは間違いないということは伝えておこう。
健闘を祈る。
トニー・サガミ