米大統領選で読者の皆さんがすべきこと
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- 2020年11月12日
- トピックス
今回の大統領選挙では、郵送投票と期日前投票の数百万もの結果が加えられる。理想としては、投票日翌日の朝には、次の大統領が判明しているはずだ。しかし、現在の状況は理想的でないことは言うまでもないことだろう。
米国人の間に酷い分裂が見られている。抗議と暴力が数ヶ月間、米国を揺るがしてきた。
最近では、トランプ陣営と代理人たちが、米国の投票制度の根幹と公平性に疑問を呈している。両候補者はともに、攻撃的かつ長引く、法的な異議申し立てをするために準備を進めている。
その結果、選挙関連の混乱や不確実性が長引く可能性が高い。投票の集計作業は数週間とは言わずとも、何日か続く可能性がある。それは間違いなく市場に大きく影響するだろう。
実際に、選挙前の不安定感でボラティリティが高まり、10月下旬に株価が急落した。COVID-19の症例数は過去最高を記録し、欧州ではパンデミックと戦うため新たな閉鎖と規制が行われており、状況は悪化の一途を辿っている。
では、読者の皆さんは何ができるだろうか?2020年の残りの期間、誰がこの重要な選挙に勝つかに関わらず、ポートフォリオに取り組む上での最善の策は何だろうか?
1. 引き続き「セーフマネー」の分野、戦略、資産クラスに注目し続けよう。これには、より高利回り・高格付けの防衛的な投資銘柄や、米国債、貴金属などが含まれる。
そのような銘柄は、信用と経済のサイクルが回り始めていた2018年初頭の時点で、他のもっと投機的な銘柄を上回っていた。この流れはCOVID-19によって、2020年初頭からさらに劇的に加速し、増幅した。そして最近では、選挙や景気刺激策の不透明感がこのトレンドをさらに強めている。
2.上記のような企業を上げているランキングを見て、ポートフォリオに組み込もう。最高の高配当株ランキングだ。
3. ランキングでもあまり好まれていない、エネルギーなどの分野を避け続けよう。
結論:現在の市場環境は、苦労して稼いだお金だけでやっていくような状況ではない。
ボラティリティの高まりを考えれば、以前から持っている株で大丈夫、と軽々しく考えないはずだ。むしろ、ランキングから得られる偏りがなく、時間と実績に裏付けられた、調査に基づいたガイドを利用して、可能な限り最高で、しっかり情報に基づいた投資判断を行おう。
最後に、11月2日月曜日時点のランキングのトップ銘柄を紹介しよう。しかし、これらのランキングは変動する。新しいデータが入り次第更新されることをお忘れなく。
それではまた。
マイク・ラーソン