急上昇を続けるビットコイン
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- 2020年11月18日
- トピックス
ビットコイン(BTC, 格付け「A-」 )は、11月12日までの一週間で上昇基調を続け、16,000ドル以上の水準を保っている。ここ数週間とは異なり、アルトコインは上昇の兆しを見せている。
大統領選挙後でも上昇を維持しており、暗号資産(仮想通貨)市場にとっては素晴らしい週であった。週のはじめは、ボラティリティが若干高かったものの、その後は堅調な上昇トレンドが持続されていた。
暗号資産(仮想通貨)市場が好調の中、ワイス・50・クリプト・インデックス (W50)は3.78%上昇した。
ワイス・50・Ex-BTC・インデックス(W50X)は4.09%上昇し、アルトコインがビットコインのペースを支えていることが分かる。
時価総額別に見ると、ほとんどのコインやトークンにとっても素晴らしい週で、パフォーマンスの差はほとんどなかった。
メジャー通貨が上昇を続けていることで、ワイス・ラージキャップ・クリプト・インデックス (WLC)は、14.01%と急騰した。
ワイス・ミッドキャップ・クリプト・インデックス (WMC)は13.25%の上昇となり、ラージキャップの爆発的なペースを維持している。
スモールキャップは、ようやく最近の下落トレンドを抜け出すことができた。ワイス・スモールキャップ・クリプト・インデックス(WSC)は12.52%上昇した。
大きなニュースとしては、ようやく暗号資産(仮想通貨)市場全体が、ビットコインと歩調を合わせることができるようになったことだ。以前にも述べたように、持続可能な強気相場の大きな前提条件の一つは、ビットコインが先頭に立っていることだ。
ビットコインの市場支配力は、66%以上をピークに、現在は約65%に達している。市場が上昇を続ける中で、ビットコインは未だにフロントランナーであり、これは朗報と言えるだろう。
Google検索が比較的穏やかなため、2017年に比べても、今回のラリーは健全性の高さが分かる。2017年は、個人投資家たちの「取り残されることの恐怖」によって、急成長を維持できなかった。今回は市場が荒れるような狂乱はなく、投資家たちの間でも関心が高まっている。今回のラリーは根強いと言えるだろう。
より大きな制度的なサポートがあれば、ビットコインは近い将来、高値を更新することになるだろう。
このような暗号資産(仮想通貨)市場の好調を受けて、問題を抱える政府機関や各中央銀行は仮想通貨の必要性を認識し、需要を高めている。
バイデン次期大統領が留任しても、トランプ大統領が訴訟を起こして再選を復活させても、この流れが止まることはないだろう。なぜなら、政府や各中央銀行はひっ迫した財政状況の中、持続的に支出を続け、お金を生み出し続けることはできないからだ。
マクロ経済的な要因がビットコインの正当性を支え続けていることから、ペイパル(Nasdaq:PYPL)は将来への期待値を倍増させている。同社は11月12日、新たな仮想通貨サービスのウェイティングリストを終了し、サービスを開始することを発表した。
現在は10%の顧客しか仮想通貨機能を使用していないが、すぐに変化していくだろう。ユーザーはペイパルのプラットフォームを利用して仮想通貨を売買し、保持することができるようになるのだ。
機関投資家と同時に個人投資家からの需要も増加しているため、この状況はペイパルとビットコインの両方にとって良い兆しだ。
上昇するタイミングが迫ってきた。
今、その兆しが見え始めてきたのだ。
健闘を祈る
フアン