電池金属は、なぜより高く上昇していくのか
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- 2021年4月23日
- トピックス
今回は、EV関連銘柄の次の上昇局面で、具体的にどの金属で波に乗るかを見ていこう。
まず、EV市場が急速に素晴らしい盛り上がりを見せていることは間違いない。
ウッド・マッケンジーによる次のチャートを見て頂きたい。
EVの販売が好調だとしても、本当のブームはまだ到来していない。
2040年までには、全乗用車販売台数の57%、そして世界の乗用車の30%以上が電気自動車になると専門家は予測している。
これは何十年もかけて続くメガトレンドだ。長期的な視点を持った投資家にとっては、素晴らしい朗報だろう。
何がこのブームを牽引しているのか?
いくつかある:
– ブルームバーグのデータによると、今年は世界のEV販売台数が順調に伸び、約440万台になると予測されている。
– 中国は、2025年までに「新エネルギー車」が占める新車販売総額は、約20%を目指している。
– ドイツはEVへの資金提供をさらに4年間延長することを決定した。
– バイデン大統領は、米国政府の車両をすべてEV化する計画を発表した。アメリカ政府は現在、約64万5千台の車両を保有しているという。
このようなブームは、自動車メーカーにとって、あらゆる材料の調達を意味する。特に電池金属だ。電池はEVのコストの約40%を占めている。
これは、カナダのグローブ・アンド・メールに掲載された、EV用リチウムイオン電池の電池金属需要予測チャートだ。
電池金属を産出する鉱業会社は、この急速な需要を満たす事が出来るのだろうか?
恐らく無理だろう。
つまり、価格が大幅に上昇し、供給逼迫が解消されることになる。
早ければ2026年には一部の電池金属の供給が逼迫し始める。特に、電池の中でも特に高価なコバルトは、需給逼迫への一途を辿っている。
この流れから利益を得る方法
この流れから多くの利益を得る個別銘柄があるが、ETFを保有するのも良い。私は、グローバルXリチウム&バッテリーテックETF(LIT)に注目している。
LITは、鉱山・精製会社から電池・EVメーカーまで、リチウム・電池・EVのパイプライン全体に投資しているETFだ。
EV市場でメガトレンドが発生しており、それが電池金属株を容赦なく押し上げるものと考えており、電池金属関連銘柄から目が離せない状況が続くだろう。
あなたの成功を願って。
ブロドリック