セーフマネー投資が好調なのは3つの大きな力が関係している
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- 2021年6月3日
- トピックス
高い格付けを得ている株やETF、
貴金属や鉱山銘柄、
そして、低金利に対抗できる配当のある投資先…
私はここ数カ月間、このような銘柄の投資に力を入れるように勧めてきた。
嬉しいことに私の期待通り、投資した銘柄の多くは、持続的に配当と大きな利益をもたらしてきた。
セーフマネーレポートのモデルポートフォリオでは、5月末時点で、4銘柄を除いてすべての未決済の推奨銘柄が利益を上げている。その内のいくつかは2ケタの上昇を記録しており、そのうちの一つは52%もの上昇率を記録している。
米連邦準備理事会(FRB)がゼロ金利政策(ZIRP)を継続しているにもかかわらず、このような成果を上げているのだ。
ポジション中の銘柄全てがうまくいくわけではない。損失が発生することもあるし、買いと売りのタイミングによって、個々の結果は変わってくる。しかし、先に述べた利益からも、「セーフマネー」のアプローチがいかに強力で有利かを読み取ることができる。
セーフマネー戦略が好調を博しているのは、以下の3つの大きな原動力があるからだ:
1)FRBによる超低金利に加え、国債や住宅ローン債権の購入など毎月1200億ドル規模で資産を購入している量的緩和(QE)
2)政府が膨大な借金をして行った過去最大規模の財政支出
3)COVID-19ワクチンの積極的な接種により、経済が徐々に回復
さて、このような状況がすぐに大きく変わるだろうか?
考えるまでもなく、私はこの問いに「ノー」と答えたい。
パウエルFRB議長は、金利を何年も据え置きにし、今年と来年にはQEを縮小するという形だけのステップを踏むと見られている。
そしてバイデン大統領は、インフラから気候変動まで、あらゆる分野で何兆ドルも支出する計画を推し進めようとしている。
実際、5月28日(金)に発表されたバイデン大統領の2022年度予算案は、なんと6兆ドルにも及ぶ支出が予定されている。この数字は、2031年には8.2兆ドルにまで増加する可能性がある。
米国のパンデミックの状況に関して述べると、改善のペースは遅くなっている一方でワクチン接種率は上昇し続けている。地方や州、連邦政府レベルの規制も緩和され、徐々に通常の生活に戻りつつある。
これらのトレンドに変化の兆しが見られない限り、あなたがすべきことは一つだ:最後までこのコースを走り続けよう。
現在、我々は成功を経験できている。この環境が続く限り、あなたが市場から最後の1セントまで利益を絞り出すお手伝いをしたいと思っている。
それではまた
マイク・ラーソン
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