エネルギー業界が死から復活!ランキングを参考に利益を得よう
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- 2021年7月8日
- トピックス
死に体となった業界が、死から蘇るなんてことがあり得るのだろうか?
しかし、我々のランキングのデータはそうなったことを示している。
長く低迷していたエネルギー関連銘柄が、再び台頭してきている。その理由は想像に難くないだろう。原油やガソリン、天然ガスの価格が高騰しているためだ。
米国の原油先物相場の過去1年間のチャートを見てみよう。
価格は2020年11月の安値から2倍以上に上昇し、最近では、一時75ドルを超える場面があった。2018年10月以来の高値、そして2014年後半以来の高値に近い水準だ!
天然ガスの価格も、昨年夏の安値から150%以上も高騰している。また、米国自動車協会(AAA)によると、ガソリンの小売価格は、この1年でおよそ1ドル上昇し、3.13ドル付近となっている。
その背景には何があるのだろうか?
米国の景気回復やバイデン 政権による過去最大規模の財政支出で、需要が回復したことから、旅行も復活した。さらに、「COVID-19」の大流行の際に原油の減産があったことで、供給量が不足しているという事実もある。
よって当然のように、石油・ガス銘柄が急進したのである。
エネルギー・セレクト・セクターSPDRファンド(XLE、格付け「C-」)は、年初来で35%も急上昇している。これは、SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY、格付け「C+」)の11%の上昇を大きく上回っている。
今、「最高の高配当株」ランキングで、さらに多くのエネルギー関連銘柄が掲載されている。
バミューダに拠点を置く液化天然ガス(LNG)大手のホーグ・LNG・パートナーズ(Hoegh LNG Partners LP:HMLP、評価「B-」)がトップにランクインしている。
HMLPの配当利回りは約10%で、2021年に入ってから配当利回りが大幅に上昇していた。
結論として言えるのは、世界中で再生可能エネルギーへの移行が叫ばれているものの、それが実現するまでには長い時間がかかる。
エネルギーの需給がおかしくなってきており、その間にエネルギー会社は大金を稼ぐことができる構図になっている。
あなたも自分のポートフォリオにエネルギー銘柄を追加したいと思うなら、我々のランキングがその助けになるはずだ。
最後に、7月2日金曜日時点のランキングのトップ銘柄を紹介しよう。(編集注記:7月5日(月)が米国の休場日だったので、1営業日前の7月2日(金)時点のランキングになっております。)
これらのランキングは変動する。新しいデータが入り次第更新されることをお忘れなく。
それではまた
マイク・ラーソン
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。