「ダム」で配当金をパワーアップさせる方法
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- 2022年1月13日
- トピックス
国際エネルギー機関(IEA)の発表によると、水力発電は2024年まで世界最大の再生可能エネルギー源であり続けると予想されている。
フーバーダムを訪れたことがある人は、水力発電所の素晴らしさをご存知だろう。最大のものは、地球上の人工的な構造物としても最大規模だ。
1935年に完成したフーバーダムは、当時世界最大のダムだった。総発電量は約2080メガワット(130万世帯分の電力に相当)にもかかわらず、現在ではトップ60にも入っていない。
米国最大の水力発電所であるワシントン州のグランドクーリーダムは、第7位で6,809メガワットの設備容量を持つ。
第1位は中国の「三峡ダム」だ。
アジアで最も長い川である揚子江をまたぐこのダムは、設備容量2万2,500メガワット、年間平均生産量103.1テラワット時(あるいは1兆ワット時)を誇る。
第2位は、ブラジルとパラグアイの間を流れるパラナ川をまたぐ、現代世界の七不思議の一つであるイタイプダム。
1万4,000メガワットで、パラグアイのエネルギー需要の90%を発電している。
しかし、牽引しているのは中国で、地球上で最大の10の水力発電プロジェクトのうち4つが中国で行われている。
実際、中国は史上最大の水力発電プロジェクトを計画している。
グランドキャニオンの2倍以上の深さがある峡谷を流れるチベット自治区(TAR)のヤルンツァンポ川にダムが建設される予定となっており、完成すれば、三峡の3倍の電力を生み出すことができると言われている。
米国は、ブラジルに次いで第3位だが、米国の総発電量の約52%を水力発電が占めていることは驚きかもしれない。
– そして、水力発電市場は、2050年にはなんと11兆ドルに達すると予想されている。
このチャンスを利用するために、2つの銘柄をご紹介したい。
水力発電銘柄No.1: ブルックフィールド・リニューアブル・エナジー・パートナーズ(BEP)は、総エネルギー生産量の62%以上を、カナダ、米国、ブラジル、コロンビアの81の河川にある水力発電所から得ており、ブルックフィールドは、この再生可能エネルギーの分野における世界的なリーダーだ。
さらに、31.4ギガワットの開発パイプラインを所有し、同社の発電能力は2倍以上になるだろう。
– 同社の配当利回りは3.5%で、今後3年間は年間6.32%の配当成長が見込まれている。
最近は33ドルで取引されており、この株は非常に合理的に見える。
水力発電銘柄No.2: デューク・エナジー(DUK)は、1904年に水力発電の会社としてスタートし、その後、他のエネルギー形態に拡大していった。
同じ時期に、ジェームズ・B・デューク氏は、一行を率いてノースカロライナ州のカトーバ川沿いに湖やダムの建設を始めた。その目的は、カライナ・ピードモントの経済成長の原動力となる電力を生み出すことだった。
現在、カロライナ州とテネシー州で25の水力発電資産のポートフォリオを運営し、6つの州で770万人の顧客に電力を供給している。
2024年までは年率4~6%の利益成長を見込んでいる。
– デュークの配当利回りは3.84%で、その配当金は今後3年間、年率3.32%で増加すると予測されている。
この2つの水力発電にレバレッジがかかった銘柄を、ベンチマークである公益事業セレクト・セクターSPDR(XLU) と比較してみよう。XLUの配当利回りは3.15%で、年率5.47%で成長している。
この1年で、デュークはXLUの2倍以上のパフォーマンスを発揮しているのがわかる。ブルックフィールドも同様にアウトパフォームしているが、ボラティリティがより高い。高い配当は、所有するだけで利益をもたらす。
水力発電銘柄で取引を行う上での大きなリスクは干ばつだが、多額で増額中の配当金は、予測不可能な出来事の際には素晴らしいクッションとなる。
いつものように、購入する際には、ご自身で調べることを忘れないで頂きたい。
あなたの成功を願って。
ブロドリック
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