【Aランク銘柄の実力】テスラ超えの自動車銘柄
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- 2021年11月27日
- トピックス
こんにちは。Weiss Ratings Japanの安居です。
前回は「米国最高格付の株式ランキング」からいくつか銘柄をピックアップしたのですが、
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このメルマガが無ければ日本ではとても知ることの出来ない最新のランキングトップ企業を教えて貰い、驚いています。10年ほど米国投資を続けていますが漸く光が見え始めたような喜びを感じています。
竹山 様
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という感想をいただきました。
10年も米国株投資をされている大先輩からこうした声をいただけるなんて
Weiss Ratingsの情報をお届けする仕事ができて本当に幸せです。
ということで、今回はそんなWeiss Ratingsだから見つけられたテスラ超え自動車銘柄を紹介しようと思うのですが、、、
その前に一つ質問に答えておきたいと思います。
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質問です。AMCRのレイティング、過去の株価推移がブログ記事中に載っていますが、これはどこを検索するとでてくるのですか?
オーバル 様
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質問いただいたオーバル 様、ありがとうございます。
企業秘密です!と言いたいところですが全部無料ツールなので教えちゃいますね(笑)
使っているツールは主に3つです。
一つ目は「Googleファイナンス」
Googleで「〇〇 株価」などと検索するだけで見れますし、過去の株価推移や配当利回りなど、基本的な情報がパッと出てくるので重宝しています ^^;
例えば、グーグル(GOOGL)が知りたい場合、
Googleで「GOOGL 株価」と検索すればこんなふうに表示されます。
僕はブラウザをダークモードに設定しているので見た目は少し違うかもしれませんが、Googleで検索すれば同じデータが見れます。
もう一つ、業績を分析するときにこんなグラフを出すことがありますが、
これは「Trading View」というサービスを使って、過去の売上や利益、キャッシュフローなどを見ています。
めちゃくちゃ機能が多いので細かな使い方は割愛しますが、過去の株価や銘柄の基本情報はもちろんさまざまなテクニカル指標、さらに業績や過去の配当実績など投資判断に必要なデータが得られるサービスです。
使い慣れるのは大変かもしれませんが慣れるといろんなことができるので、ぜひ使ってみてください ^^;
機会があれば基本的な使い方や僕が使っている設定などもシェアしようと思うので、興味があればメルマガの感想から送ってください ^^;
「Trading View」はここからアクセスできます↓
そして最後に、Weiss Ratingsの評価を載せているこういう画像ですね。
これはWeiss Ratingsの英語版サイトの内容を、わかりやすいようにグラフにしたものです。
Weiss Ratingsのサイトにアクセスしてティッカーシンボルで検索するとこんな画面が表示されます。
英語なので苦手意識があるかもしれませんが、Weiss Ratingsのサイトは無料で誰でも使えるものですし、
「Trading View」と同じく使いこなせば投資判断に必要なあらゆる情報が手に入るので、ぜひ使ってみてください。
Weiss Ratingsのサイトはここからアクセスできます↓
ということで、このメルマガをお届けするときによく使っている3つのツールを紹介しました。
質問いただいたオーバル 様、同じ疑問を持たれていた方のお役に立てたら幸いです。
全ての質問にお答えできるわけではありませんが、できるだけ取り上げていきたいと思っているので、感想や質問はどんどん送ってください ^^;↓↓
https://jp.surveymonkey.com/r/LPCBWNK
それではお待たせしました。
今日のテーマは、テスラ超えの自動車銘柄です。
テスラここ1、2年最も話題になった米国株ですよね^^;
新興EVメーカーの一つに過ぎなかったテスラの株価はわずか5年で27倍以上に。
※東洋経済新聞社より
トヨタやフォルクスワーゲンなど他の大手自動車メーカーと比較すると異様な株価上昇です。
※Business Insiderより
そして最近では、テスラの時価総額はトヨタの約4倍。大手自動車メーカー7社を合計したより大きな企業になってしまいました。
そしてテスラの株を大量に保有するイーロン・マスク氏は30兆円を超える資産を持つ、世界最大の大富豪。
資産額ランキング2位のアマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏より10兆円以上多く、ぶっちぎりの大富豪です。
ちなみに、イーロン・マスク氏の個人資産だけでトヨタ自動車の時価総額を超えているんだそう。もう何が何だかよくわからないレベルですね笑
もしテスラに早くから目をつけていたら…
米国株投資をしていると一度はそんなことを考えたことがあると思います。(僕もよく考えます ^^;)
でもテスラより、もっと大幅な株価成長を見せた自動車銘柄があるって知っていましたか?
しかも、もしWeiss Ratingsの情報を受け取っていたら、実際にそのリターンを手にしていたかもしれないんです…
その銘柄が「XPEL Inc」という企業。この企業は自動車の保護フィルムなどアフターサービスを手掛けているのですが、
Weiss Ratingsは2014年3月5日「Aランク」に格上げしました。
こちらはWeiss Ratingsのウェブサイトのキャプチャですが、「3/5/2014 Upgraded」とありますね。これは2014年3月5日にアップグレード(格上げ)したということです。
その下に「XPEL Technologies Corp.」とありますが、この企業は2018年7月23日に「XPEL Inc」に社名変更しました。
当時の格付けがそのまま残っているので、古い格付けは以前の名前で書かれいます。
普段からWeiss Ratingsの格付けを見ているあなたならWeiss Ratingsの格付けが非常に厳しく、Aランク銘柄がほとんどないことを知っていると思います。
現在、Aランクと評価された銘柄は1万銘柄以上ある米国株の中で、たった15銘柄しかありません。
それでも、過去を見るとかなり多いです。
今年2月ごろはAランク銘柄が一つもない時期がありましたし過去1年、Aランク銘柄が10銘柄以上になったことはほとんどありません。
そんなWeiss Ratingsが「XPEL Inc」というおそらくほとんどの日本人が聞いたこともない企業をAランクに格上げしていたんです。
そこからの株価推移は…
※Trading Viewより
こうなっています。
一番上の青いグラフが「XPEL Inc」真ん中のオレンジのグラフが「テスラ」一番下の緑色の線が「S&P500」です。
テスラのリターンは+2,094%わずか7年ほどで資産が20倍以上になりました。
S&P500も+151%と着実に資産を増やすことができていますが、この画像ではほとんど横ばいに見えてしまいます。
そして「XPEL Inc」はなんと、、
+4,258%
CEOのイーロン・マスクをぶっちぎりの大富豪にしたテスラの2倍以上の株価成長です。
もし当時、Weiss Ratingsの格付けを知っていて、「XPEL Inc」に投資していたら、資産は40倍以上になっていたんです。
じゃあ、今この銘柄に投資すべきか?というと、そうでもありません。
「XPEL Inc」の今の評価はこんな感じです。
成長性は高いし、事業もしっかりしているけど、最近のボラティリティ(株価変動)が激しく、過去大きく上昇し過ぎたせいか直近1年間のリターンはマイナスです。
Weiss Ratingsの「C+」はすでに持っているなら持ち続けても良いけどあえて今投資する必要はないという評価です。
売上も利益も綺麗な右肩上がりですし、
※Trading Viewより
キャッシュフローも素晴らしいので、
※Trading Viewより
優良銘柄であることに変わりないと思います。
「XPEL Inc」の株価はこの数年で2倍になると分析する英語の記事もありました。
でもこのメルマガを読んでいるあなたは「今のAランク銘柄」を知っていますよね。
「米国最高格付の株式ランキング」では、全米中の銘柄から最も高く評価された上位25銘柄を無料公開しています。
Aランク銘柄は数が少ないので、現在、全てのAランク銘柄がこのレポートに載っています。
当然、2014年ごろにこのレポートがあれば「XPEL Inc」が載っていたはずです。
投資は未来に対処するものなので、過去に対する「たら・れば」は無意味です。
10年前にテスラに投資していたら…10年前にビットコインを買っていたら…10年前にWeiss Ratingsを知っていたら…
とついつい考えてしまいますがどうしようもないですよね… ^^;
それなのに過去のAランク銘柄を取り上げた理由は、「今のAランク銘柄」と向き合ってほしいからです。
2014年当時も「XPEL Inc」は、多くの人は聞いたことがない銘柄だったと思います。
リーマンショックの影響もあり、過去10年(2004年から2014年)のリターンはマイナス16%と、低迷した銘柄の一つでした。
でもそんな銘柄を、Weiss Ratingsは「今最も投資すべき銘柄だ!」と評価したのです。
そこからのリターンは先ほどお見せした通り。
S&P500の28倍以上テスラの2倍以上
の成長をみせました。
今「米国最高格付の株式ランキング」に載っている銘柄も、聞いたことがない銘柄、過去のリターンが冴えない銘柄があると思います。
でも、そういう銘柄の中に、大きく成長する銘柄が隠れている可能性があるんです。
少なくとも「XPEL Inc」は実際にそうでした。
よくメルマガで「○○についてはどうですか?」と銘柄に関する質問をいただくのですが、、、
僕としてはまず「米国最高格付の株式ランキング」に載っているような今高く評価されている銘柄を吟味してほしいなと思います ^^;
もちろん、全てのAランク銘柄が高いリターンを生むわけではありません。
格付けはさまざまなデータから評価していますが、データに表れない要素で評価される銘柄もあります。
去年のテスラがそうですね。まだ利益も出していないのに株価だけグングン上がっていました。最近は売上も増え、利益も出しているのでWeiss Ratingsの評価も上がってきています。
データが強い企業であることを示していても、競合や政治、社会全体の流れで強みが失われることもあるでしょう。
例えば航空会社のボーイングは2018年ごろ、高く評価されていました。実際そこから株価も堅調に推移していたのですが、コロナショックで株価も事業も大きなダメージを受けてしまいました。
なので、格付けが高いものに投資すればOKAランク銘柄は間違いなく上がるなんてことは言いませんが、
Weiss Ratingsが過去に高く評価した銘柄の多くが、実際に大きなリターンを生んでいることも事実。
日本語の情報だけだと名前も知らなかった優良銘柄に出会えることも事実です。(「XPEL Inc」に関する日本語のニュースはほぼありません)
なのでぜひ、「米国最高格付の株式ランキング」を見て面白い銘柄を探してみてください。
「XPEL Inc」のように聞いたことがない銘柄だけどちゃんと調べてみるとすごい!という銘柄が見つかるかもしれません ^^;
レポートはここから見ることができます。↓
当然、「米国最高格付の株式ランキング」に載っていなくても、上がる銘柄はたくさんあります。
そういうのを見つけて紹介するのはWeiss Ratingsのアナリストの仕事の一つ。
ぜひ、Weiss Ratingsのアナリストからお届けしているメルマガで紹介されている銘柄や分析もじっくり読んでみてくださいね ^^)
P.S今日のメルマガはいかがでしたか?ご感想ご意見をお待ちしております↓↓
https://jp.surveymonkey.com/r/LPCBWNK
この銘柄について紹介してほしい!というコメントもお待ちしております。
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。