サンタクロースはどうしたのか?
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- 2021年12月24日
- トピックス
一年のうちで最も素晴らしい時期のはずだが、今のところ、ウォールストリートのサンタクロース・ラリー探しは無駄に終わっている。
市場がいつもより華やかな雰囲気に包まれているこの時期に、全体的にネガティブな結果となっているのは事実だ。
ヤーデニ・リサーチによると、1928年から2020年の間に、S&P 500が12月をプラスで終えたのは74%(92年中68年)だった。
これは、1年のうちのどの月よりも優れている。その間の平均上昇率は1.3%。
では、何があったのかと言うと、オミクロン株が一番の懸念点となっている。
投資家は、最新変異株による新型コロナウィルスの感染拡大を抑制するための新たな対策が、経済や企業収益に悪影響を及ぼすのではないかと懸念している。
そして、FRB。
12月の金融政策決定会合では、テーパリング(量的緩和の縮小)加速を決定した。また、2022年初頭に買い入れを全面的に終了し、その後、利上げを開始する可能性があるとしている。
ウォールストリートが嫌うことといえば、資金の逼迫だ。それが、この先にやってくるかもしれない。
しかし、ワイスのランキングには、ファンダメンタルズがしっかりしていて、ワイス・レーティング評価の高い、強い銘柄が詰まっている。
FRBの利上げサイクルは、通常、十分に進行するまで市場に本格的な問題を引き起こすことはない。また、オミクロン株への対策も、パンデミック初期のような厳しいものではない。
私のアドバイスは、最近の期待はずれな動きに惑わされて、優良株から遠ざかってはいけないということだ。引き続き、ランキングを使って、低迷している市場でも利益を生み出す可能性が高い、あるいは少なくとも持ちこたえる可能性が高い銘柄を見極めて欲しい。
12月20日月曜日時点のランキングのトップ銘柄を紹介しよう。しかし、これらのランキングは変動する。新しいデータが入り次第更新されることをお忘れなく。
最後になったが、皆さんが素敵なホリデーシーズンを過ごされることを祈っている。
それでは、また。
マイク・ラーソン
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