娘に贈る資産形成のメッセージ
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- 2021年12月17日
- トピックス
こんにちは。
Weiss Ratings Japanの安居です。
前回は1万銘柄以上ある米国株の中でNo1の評価を得た
DUKE REALTY CORPORATION (デュークリアルティ)
を紹介しました。
前回のメルマガはこちらからご覧いただけます
↓
アマゾンを顧客に持つAランク銘柄
銘柄を紹介するだけでなく、
「ツルハシとシャベル型」という考え方も紹介したのですが、
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「ツルハシとシャベル」は以前にもリバモアに関連する本で読んだ記憶があるが、改めてなるほどと思い起こさせてもらえた。一か八かより堅実な性格の安居さん向きですよね。
マイク 様
まだ米国株式をしていませんがとても興味深い内容でした。また格付け情報やアナリストの記事も参考になりました。
Kazuyo Shouda 様
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といった感想をいただきました。
マイク様は1920年代後半の世界恐慌を予測し
莫大な富を築いた伝説の投資家
ジェシー・リバモアの本を読まれたんですね。
恥ずかしながら、読んだことがありませんでした。
貴重な情報ありがとうございます。
早速Amazonで買いました^^)
余談ですが、Weiss Ratings創業者マーティン・ワイス氏のお父様、
アーヴィング・ワイス氏も世界恐慌の時、株式市場が混乱する中
2年で資産を200倍に増やしたそうです。
いつかこの辺の話もメルマガで取り上げられたらと思います ^^)
Kazuyo Shouda 様はまだ米国株投資を始められていないのに
本場アメリカで歴史を持つWeiss Ratingsの情報を受け取られて
本当にすごいことだと思います。
Kazuyo Shouda 様の資産形成に役立つよう
いろいろな情報を届けていこうと思うので、
「こんなことが知りたい!」というのがあれば
ぜひ感想から送ってください ^^)
もう一つ、こんな質問もいただきました。
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調べたのですがティッカーを入れても出てきません。なぜでしょうか?
Y 様
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前回取り上げたNo1米国株の
DUKE REALTY CORPORATION (デュークリアルティ)は
SBI証券や楽天証券では取引できないみたいです…
なのでこれらの証券会社をご利用の方は
調べても出てこなかったかもしれません。
米国株の取り扱いが多い
IB証券やサクソバンク証券などでは
取り扱っているようです。
Weiss Ratingsは本場アメリカの情報なので、
日本で話題にならない銘柄を発見できることも魅力の一つ。
でもそうした銘柄の中には、
SBI証券や楽天証券など多くの日本人が使う
証券会社で取り扱っていないこともあります。
もちろん、SBI証券や楽天証券も
かなり銘柄数を増やしているので、
ほとんどの場合は問題ないと思います。
でも、1万銘柄以上ある米国株の中で
今最も高く評価されている銘柄が買えないなんて
もったいないですよね…
米国株投資で資産を作るなら、チャンスを確実に掴むため
米国株投資に強みを持った証券会社も検討してみてください。
ということで、今日の本題です。
今日はいつも皆さんにメルマガを届けている
マイク・ラーソンさんが過去に書いた記事
「父から娘に送る投資方法のアドバイス」
を取り上げ、僕なりの考え方も交えて紹介したいと思います。
普段メルマガをご覧の方はご存知と思いますが、
マイク・ラーソンさんはWeiss Ratingsのシニアアナリストで、
株式だけでなく、金や銀、不動産、ETFなど
さまざまな分野の投資に精通した方です。
マイク・ラーソンさんが個別銘柄を取り上げることは少なく、
マインドセットや考え方、より長期的なトレンドなど
を中心に取り上げてくれます。
僕は彼の記事がものすごく好きで、
日々上下する株式相場の中で、どーんと構えて気楽に投資しながら、
ゆっくりと、でも着実に資産を増やせているのは、
彼のマインドセットや考え方のおかげだと思っています。
実際、
去年10月ごろ、大統領選で混乱していた時も…
今年2月ごろ、ハイテク株を中心に乱高下していた時も…
今年9月ごろ、インフレ懸念からS&P500が大きく下がった時も…
そして最近、オミクロン株が登場した時も…
投資家が市場やニュースに振り回されそうになった時、
いつもマイク・ラーソンさんは一貫したメッセージを出し、
資産を守る方法を教えてくれていました。
そんな彼のメッセージが濃く出ていたなと思うのが
「父から娘に送る投資方法のアドバイス」
という記事です。
こちらはマイク・ラーソンさんと2人の娘さんの写真。
長女のマヤさんが大学に進学し、ワシントンに引っ越すそうで、
絶対に忘れてはいけない投資の教訓として
伝えたことを僕たちにも教えてくれました。
ぜひこの記事を読んでみてください。
ここからは、マイク・ラーソンさんが家族に教える
投資の教訓を僕なりの言葉で紹介します。
1.確実な利益に注目しよう
資産を失う可能性が高いハイリスクな投資で
運良く資産が2倍になったとして、それはギャンブルです。
でも、資産を失うリスクが限りなく低く
堅実に年10%ずつ資産を増やしていくなら、
それは資産形成と言っていいと思います。
もちろんギャンブルにはギャンブルの魅力がありますが、
資産形成はそれとは別に堅実に考えていきたいですね。
確実に利益が得られる投資は存在しませんが、
確実性が高い投資なら存在しています。
安定した利益を出し続ける
高配当企業への投資などがそうですね。
ほぼ確実に得られる次回の配当金と
誰にも分からない3ヶ月後の売却益は
全然意味が違います。
30年、50年と安定して成長してきた企業と、
半年で株価が2倍になった企業。
長期で見た時に、どっちのほうが
資産を増やしてくれる確率が高いでしょう?
お子さんやお孫さんがいる方はぜひ伝えてあげてください。
短期間で資産を2倍にする必要はないんです。
年10%利回りを堅実に30年続ければ、
月々4.5万円の投資で資産1億円を超えます。
2.株式以外に分散しよう
投資について書かれた本、
中でも歴史あるベストセラーの多くには
株式以外にも投資しようと書かれていますよね。
でもちょっと待ってください。
金や銀はゆっくりとしか上がらないし、
債券の金利なんて株に比べたらゼロみたいなもの。
なんで株式以外に投資する必要があるんだ?
僕もそう思っていました ^^;
でも投資とは不確実性に対処することです。
資産形成に失敗は許されませんよね。
老後のためにしっかりと資産形成していたはずが
いざ老後になった時、全然資産が作れていなかった…
というのは取り返しがつきません。
だから投資で大切なことは、
失敗する確率を1%でも低くすることなんです。
そう考えた時、
株式だけより期待リターンは下がるけど、
より安全性が高く、リスクヘッジにもなる
金や銀、債券を組み入れておくことは
有益だと思いませんか?
3.チャンスを掴むため、現金を蓄えよう
現金を貯めるなんてもったいない!
今この瞬間も上がり続けているんだから全力で投資しないと!
真剣に米国株に取り組む人ほど、こうした考えになりやすいと思います。
でもどんな時も現金を蓄えておくことは、
資産を守るだけでなく、資産を増やすためにも重要になります。
その1番の理由は、もし現金が必要になった時に、
現金が必要だという理由で売却せずに済むからです。
病気や事故、その他いろいろなライフイベントで
急に現金が必要になることもあるでしょう。
でもその時、現金がなければ
長期で保有していた株などの資産を
売却しないといけないかもしれません…
しかもその時に株価が下落していたら、、
長期で資産を増やすはずだったのに
短期で損失を確定するハメになります。
あと、個人的な感覚ですが、
現金を持っている心の余裕みたいなものも大事ですね。
たとえ株価が下落しても、当分生活には困らない。
下落をチャンスとして買い増す準備がある。
新しい投資戦略も余剰資金で取り組める。
そんな余裕があるからこそ、日々の値動きに踊らされず
どっしりと構えて投資できるんだと思います。
4.無謀な投機を避けよう
投資をやっていると魅力的な情報にいつも出逢いますよね。
あの株が2倍になったとか
レバレッジをかけて年利50%とか。
あの人はあんなに儲けているのに…
市場平均が20%以上も上がっているのに…
そんな思いをすることもあるでしょう。
でも資産形成は”自分のため”にするものであって、
他人と競争したり、青天井に上を目指すものでもないはずです。
話題の銘柄、株価が急騰している銘柄に手を出したくなったら
自分が何のために投資しているのかを立ち止まって考えてみてください。
投機が全て悪いとは思いません。
時には投機的な取引でスリルを味わうのもいいでしょう。
でもそれは資産形成とは別の資金で、
別の目的だという認識でやった方が良さそうですね ^^)
ということで今回は
マイク・ラーソンさんの過去記事
「父から娘に送る投資方法のアドバイス」
の内容を、僕なりの言葉で紹介しました。
いかがでしょう?
このメルマガを読んでいる方は
投資について積極的に勉強されている方だと思うので
もう聞き飽きたよ!という内容だったかもしれません。
でも色々と勉強しているからこそ、
たまにはこうした基本的なことに立ち返るのも大切です。
もちろん投資の目的は様々ですし、
今回紹介した4つの教えが唯一の正解だとも思いません。
でも、20年以上投資に関わり、自分でも様々な投資を行い
その情報を何万人にも届けてきたマイク・ラーソンさんが
自分の娘に伝えたメッセージがこの4つです。
共感できる部分、大切だなと思った部分があれば、
ぜひお子さんやご家族に伝えてみてください。
僕は今日、家に帰ったら、
妻に教えてあげようと思います ^^)
これからもマイク・ラーソンさんから
メルマガやメッセージが届くと思うので、
ぜひ目を通してみてくださいね。
P.S.
Weiss Ratingsは1万銘柄以上ある
全ての米国株を日々評価しています。
格付け情報のほか、アメリカ人アナリストの記事も
たくさんあるので、ぜひご覧ください
https://weissratings.jp/
P.P.S
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