収益向上へのハイウェイ
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- 2022年5月17日
- トピックス
最近、週末に出かけた後、妻がツイッター(TWTR)で「普段、私たちが行く高価な場所を自慢することはないけど、昨日は、ガソリンスタンドに行ったわ」と投稿した。
古い冗談だが、最近は現実化している。
先週、全米の平均ガソリン価格は3週連続で上昇し、1ガロンあたり13セント上昇の4.31ドルとなった。米エネルギー情報局(EIA)によるとディーゼル価格も、供給不足、地政学的な混乱、景気の悪化が重なって価格が上昇している。
そして、逼迫した供給と急増する需要によって、ガソリン価格は最近設定したピークである4.33ドル付近にとどまっている。
そして、米エネルギー情報局が、米国のガソリン需要が昨年夏より1%近く増えて日量920万バレルに達すると予想しているにもかかわらず、価格はもっと高くなる可能性がある。
実際、同局は今夏の小売価格は2014年以来の高水準になると今も予想している。
果たしてガソリン価格はどこまで上がるのだろうか?
エネルギー情報局のデータをもとに、インフレ調整したチャートをもう1つ見てみよう。
インフレ調整した場合、過去のガソリン価格がどの程度になるかを示している。
2022年のドル換算で、2008年のガソリン価格が1ガロンあたり5.51ドルを記録したことがわかり、現在の価格は、インフレ調整後のピークに達する前に、1ガロンあたりさらに1.20ドル上昇する可能性があるということになる。
さて、この5週間のように株式市場が暴落している中、そんなことが起こりえるのだろうか?
当然ありえる。株式市場と実体経済が今ほど乖離していることはない。
そして、現実の経済では、ガソリンの供給が細切れになっている。 ガソリン貯蔵量は過去5週連続、過去13週中12週減少した。
本題はここからだ。この時期、夏のドライブシーズンを見越して、ガソリンの貯蔵量が増えるのが常だ。
インフレといえば、米国の原油指標であるWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)価格は、1バレル102.64ドルと、2013年と2014年の水準を下回り、一時150ドルに達した2008年7月のピークを大きく下回っている。
つまり、原油はもっと高くなる可能性がある。ガソリンはさらに高くなるだろう。
どう行動するか
私のメルマガを読んでくださっている方は、エネルギー株で非常に良い結果が得られるかもしれない。
ガソリン価格の高騰で非常に好調なエネルギー株の一種が製油所だ。
米国の製油所の時価総額上位3社は、バレロ・エナジー(VLO)、マラソン・ペトロリアム(MPC)、フィリップス66(PSX)となっている。
パフォーマンスを示すチャートで、この3つがS&P500に対してどのように推移してきたかを見てみよう。
今年に入ってから、精製会社はS&P500を飛躍的に上回っていることがおわかりいただけるだろう。
確かに、製油所が今後もアウトパフォームし続けるという保証はないが、私は、原油価格の上昇はまだ終わっていないと考えている。 原油価格はジグザグに上昇し、製油所はその流れに乗るだろう。
あなたも利益への道を切り開くことができる。
自分自身で取引を行っている方は、気をつけてきちんと調べ物を行って頂きたい。
あなたの成功を願って。
ブロドリック
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