買いたいけど元手がありません
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- 2022年6月10日
- トピックス
こんにちは。
Weiss Ratings Japanの安居です。
株式市場は先々週に大きく上がってから横ばい
まだまだネガティブ材料満載なので
この水準で耐えてくれるのかに注目です ^^)
僕は長期の高配当投資がメインなので
株価下落は大歓迎なのですが
頭ではわかっていても
証券口座に「評価損」の赤い数字が
出てくるとテンションが下がります ^^;
ながーく続ける投資では
結局いくら儲かったのか?よりも
メンタルヘルスがすごく重要。
ぜひこうした下落の時間帯こそ
自分のリスク許容度やメンタル
投資との距離感を考えてみてください ^^)
前回のメルマガでは
「53回連続で投資家の期待を超えてきた銘柄」
という件名で最高ランク銘柄の中でも
・長期で保有しやすい強い銘柄で
・配当も強くどんどん増配していて
・今の下落局面にも強い(利上げ耐性がある)
と考えられる銘柄を紹介しました。
前回のメルマガはこちらからご覧ください
↓
53回連続で投資家の期待を超えてきた銘柄
今年に入ってからの株価下落で
短期目線ならまだ下がる可能性はあるものの
長期目線で買いたい銘柄がたくさん出てきました ^^)
みなさんもそんな銘柄、見つけていませんか?
たとえばエヌビディア。
※trading viewより
一時、1年前の水準まで株価が大きく下落。
昨年の今頃、
「ああ、エヌビディアに投資しといたらな…」
と考えていた人は少なくないと思いますが、
その当時の株価まで戻ってきてくれたんです ^^)
今、こういう銘柄がゴロゴロしています。
ここからさらに下落する可能性はもちろんありますし
昨年までの成長をまた見せてくれるかはわかりませんが
「下落」という長期投資家にとっての
大チャンスが訪れていることは確か。
でも、、、
買い増す資金がない…
このメルマガでは買いチャンスの銘柄も紹介しているので
こうした感想が何件も届いています。
そこで今回は
買い増す資金をどうやって準備するか?
をテーマに
僕なりの考え方を3つ紹介します ^^)
1.常に現金を持っておく
当たり前のことですが、
株を買うには現金が必要です。
ここ数年、米国株が好調だったので、
現金をほとんど持たず余剰資金の大半を
投資に回している人もいるでしょう。
でも、個人的には
現金も非常に重要な”投資先”
だと考えています。
確かに現金はリターンを生みませんし、
基本的にはインフレによって価値が下がり続けます。
でも現金は株にも債券にもゴールドにも
直接変化できる柔軟性の高い資産ですよね。
株Aを株Bに交換することはできなくても、
現金は株Aにも株Bにもすぐに交換できます ^^)
目的もなく銀行に預けるのはおすすめしませんが
アセットクラス(資産分類)の1つとして
計画的に保有するなら優れた投資先だと思います。
僕は30%を現金にしています。
今年始めは先行きが不透明だったので
少し投資を控え40%程度まで高めていましたが
今はまた30%ほどに戻ってきました。
チャンスが来れば20%くらいまで下げる
(つまり10%の現金で安くなった株を買う)
予定です ^^)
ちなみに債券でもいいと思います。
債券ETFはほとんど値動きがありませんし
毎月分配金がもらえるものもあります。
※trading viewより
こちらは
セーフマネーレポートで保有している債券ETFですが
過去10数年で最も大きな値幅でも5%未満。
そして少ないですが金利収入も毎月入ってきます。
日本円より変動が小さいので
ある意味現金より優秀な
アセットクラスと言えるかもしれません ^^)
2.高配当投資を土台にする
続いては高配当投資を土台にして
配当金で買い増すパターン。
僕は高配当投資を土台にしているので
現金で買い増す以外にも配当金で
買い増しています。
ただし、この方法、、、、
かなりの時間 or 資金が必要です。
配当利回りなんてせいぜい2~5%ほど。
100万円投資して2~5万円しかもらえません。
年間でこの金額です。
多くの米国株は年4回配当を出すので、
1回あたり数千円程度でしょう。
これでチャンスを掴むって
ちょっと物足りないというか
効率的じゃないですよね ^^;
僕もそう思ってました…
でも長期ならどうでしょう?
たとえばコカコーラ。
コカコーラは今年1株あたり
1.76ドルの配当金を支払いました。
現在の株価は62ドルほどなので
配当利回りは2.8%ほどになります。
今、コカコーラに1万ドル投資した人は
1年間で280ドルほどもらえる計算ですね。
確かにこれだと下落した株を買って
長期で資産を増やすにはあまりにも小さいです。
では、20年前に1万ドル投資していた人は
今年どれだけの配当を受け取ったでしょうか?
Dividend Channelを使って計算してみました。
※Dividend Channelより
20年前にコカコーラに1万ドル投資し、
配当を再投資して複利で増やしていた人は
現在、約657株保有していることになります。
今年1株あたり1.76ドルの配当金がもらえるので
1156ドルを受け取ることになります。
投資金額に対して11.56%の超高配当ですね。
もしポートフォリオ全体から
10%を超える配当金がもらえたら
いつでもチャンスが掴めるでしょう ^^)
これこそ、増配株に長期投資して
複利で資産を増やす価値の一つ
かなりの時間 or 資金が必要なのは間違いありませんが
高配当投資を土台にすればいつか配当金だけで
チャンスが掴めるようになるかもしれません ^^)
3.損切りする
3つ目の方法はできれば取りたくありませんが、
損切りして投資資金を確保するという方法。
でも投資資金を確保するためなら
利益が出ている株を利確したほうが
いいように思えますよね。
でもこれはあまりおすすめしません。
投資資金を確保するために利確するよりは
損切りしたほうがいいと思います。
著名投資家ジム・クレイマー氏の言葉に
敗者株の損失の穴埋めのために勝者株を売るな
というものがあります。
このメルマガを見ている方はご存知かもしれませんが
世界有数のエリート企業だけで構成された「S&P500」
S&P500に選ばれるような超エリート企業でも、
大半が株価が伸びない弱い銘柄です。
過去10年、GAFAMの5銘柄を除いた
S&P495のリターンは東証株価指数と
ほとんど大差ない…なんてデータもあります ^^;
※itmedia「S&P495で分かる ブーム化する「米国株投資」に隠れた”歪み”」より
つまり、弱い銘柄を耐えて持ち続けても
報われる可能性はかなり低いということ。
だったら、耐えるのは辞めて売却。
その資金で強い銘柄に投資した方が賢明ですよね。
上の画像やジム・クレイマー氏の言葉から分かる通り
強い株はどんな時も持ち続けたほうがいいですし
弱い株は早く手放したほうがいいと思います。
もちろん、赤字続きで生産力も低いテスラが
大化けするように弱い銘柄を持ち続けることで
大きなリターンを得ることもあります。
でもこういう例って、ほとんど存在しない
レアケースだから注目されるんです ^^;
とはいえ、、、
やっぱり損切りは嫌です…
臭い物に蓋をするではありませんが
損失銘柄はできれば見ずに放置したいですよね。
悔しい思いをしながら…
過去の自分が間違っていたことを認めながら…
損切りする、というのはかなりのストレス。
なので結局、僕のおすすめは
1.常に現金を持っておく
2.高配当投資を土台にする
この2つです。
でもこの2つは今からやろうとして
すぐにできるものではありません。
厳しい話ですが、
チャンスを掴むことができるのは
チャンスがやってくるずっと前から
準備し続けていた人だけなんです。
もしまだチャンスを掴む準備ができていない方は
ぜひ1と2の方法を検討してみてください ^^)
「チャンスが来る前から掴む準備はできていた!」
という方はどんどんチャンスを掴んでいきましょう ^^)
ちなみにセーフマネーレポートでは、
いつチャンスが来てもいいように
株式市場が絶好調な時も
現金や債券などを保有して準備しています ^^)
アメリカで45年続く投資戦略を軸に
いつでもチャンスを掴める準備をしたい方は
ぜひチェックしてみてください
P.S.
Weiss Ratingsは1万銘柄以上ある
全ての米国株を日々評価しています。
格付け情報のほか、アメリカ人アナリストの記事も
たくさんあるので、ぜひご覧ください
https://weissratings.jp/
P.P.S
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