2023年の注目トレンドトップ4
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- 2023年1月4日
- トピックス
市場にとって激動の1年を早く終えたいと考えている人は多かっただろう。
そんな苦しい2022年も終わり、2023年がやってきた。今回は、2022年に始まり、今年もさらに大きなリターンを産みそうなトレンドのトップ4を見ていこう。
私はこれまで主に長期的な視点に立ってさまざまなトレンドをメルマガでお届けしてきた。今回ご紹介するのは、過去のメルマガからピックアップしたもので、特に成長力が強いものだ。これらが2023年、あなたが最初に掴む投資チャンスとなることを期待したい。
テレビは変わろうとしており、投資家は準備をするべきだろう。同社の経営陣は、広告付き視聴者層の新たなユーザーあたりの収益が現行の定額制プランとほぼ同じになる見通しを発表した。デジタル広告が、成長の起爆剤になるだろう。だからこそ、長期投資家は、目先の下落時での株の購入を検討するべきだ。
デジタルトランスフォーメーションで市場をリードするマクドナルド
2022年は、インフレ懸念がニュースを賑わせてきた。しかし、ある米国のファストフード会社は解決策を講じている。マクドナルド(MCD)の第3四半期決算は、デジタル戦略への大きな投資と、コスト上昇を顧客に転嫁することができたため、10月27日に好調な結果となった。投資家にとって、マクドナルドというとデジタル戦略は頭に浮かばないかもしれないが、未来はデジタルとセルフサービスにある。
脱グローバル化とエネルギー転換は、チップ分野にとって好材料だ。脱グローバル化とエネルギー転換の相乗効果により、投資家は次の下落局面で半導体を製造している企業の株を買うべきだろう。この30年の大半、欧米企業は中国や東南アジア諸国への生産能力のオフショア化に奔走してきた。世界は急速に変化しており、半導体は将来のインフラに不可欠なものだ。
医学研究者は、私たちの免疫システムに対する知識とコンピュータを利用して、驚くべき進歩を遂げている。投資家にとって今が絶好の機会であり、今後、軟調な値動きになったとしてもモデルナの株を買うべきだろう。モデルナは、メッセンジャーRNA(mRNA)技術による画期的な研究で知られている。これは、新型コロナウイルスのワクチンを短期間で開発したのと同じ技術だ。現在、同社は呼吸器系の病気にとどまらず、がんなどの固形がんを攻撃する薬物治療法の開発に取り組んでいる。これは大きな問題であり、今後の大きなトレンドになる。
今回は以上だ。今年もまた、皆さんに喜んでいただけるようなコンテンツや成長するトレンドをお届けしていきたい。
健闘を祈る。
ジョン・D・マークマン
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。