Googleも注目!今〇〇の需要が拡大中
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- 2025年4月8日
- トピックス
突然ですがあなたに質問です。
年初から現在までで
最もパフォーマンスが良かった
セクターをご存知ですか?
年初からエヌビディアなどを始めとした
多くの銘柄が下落している中で最も
好調なパフォーマンスだったセクター。
それは、エネルギーセクターです。

しかし、エネルギーセクターには、
電力・石油・ガスなどの業種や、
太陽光や風力などの再生可能エネルギーが含まれます。
では個人投資家は、どのようなエネルギーに注目するべきでしょうか?
投資アナリストとして30年間の経験を持つ
資源株投資のスペシャリスト、ショーン・ブロドリック氏
が今注目するべきエネルギーについて教えてくれました。
詳細は続きをご覧ください。
核燃料の供給が逼迫
破滅のチャートから利益を得る方法
核燃料の供給が逼迫
破滅のチャートから利益を得る方法
私は、ウランがアメリカエネルギーの将来において
重要な役割を果たすと考えている。
ウランは原子力発電の燃料となる。
しかし、原子炉は地中から採掘されたままのウランでは稼働しない。
私は、ウランがアメリカエネルギーの将来において
重要な役割を果たすと考えている。
ウランは原子力発電の燃料となる。
しかし、原子炉は地中から採掘されたままのウランでは稼働しない。
民間の軽水炉原子炉は、
低濃縮ウラン(LEU)を燃料としている。
LEUウランの濃縮度は5%程度だが、
ウランを濃縮するのは簡単なことではない。
その為、この作業を行う企業は非常に限られている。
そして、その多くはロシアから供給されている。
実際、ロシアは世界のウラン濃縮能力の約44%を占めており、
アメリカが輸入する燃料の約35%はロシアからの供給だ。
脱炭素の流れで原子力が再評価されており
濃縮ウランは現在でも重要性が高いが、
将来はさらに重要になるだろう。
原子炉には、1950年代・1960年代の第1世代から、
最新の第4世代まで存在する。
現在開発中の先進的な小型モジュール炉(SMR)は、その最前線だ。
これらの先進的な原子炉は、
高濃縮ウラン(HALEU)を燃料とする。
HALEUは最大20%まで濃縮される。
現在、アメリカにはSMRは存在しないが、計画は進行中だ。
・Google は Kairos Power と協力し、
2030年から最大500メガワットのSMRを複数展開予定。
・Amazon は X-Energy と協力し、
2039年までに5ギガワット分のSMR稼働を目標にしている。
その他にも、アメリカおよび世界各国でSMRプロジェクトが計画されている。
HALEU燃料の必要量についての推定はさまざまだが、
全米原子力協会(Nuclear Energy Institute) によると、
2035年までに年間500トンに達する可能性がある。

しかし、現在アメリカで生産されているHALEUはごくわずかだ。
そして、この供給と需要のギャップは拡大しつつある。
この状況をさらに深刻化させるのが、
昨年アメリカ議会が可決したロシア産ウラン燃料の輸入禁止法。
ロシアから低濃縮のウランの輸入を
禁止する法律が成立したのだ。
この禁止措置は段階的に施行される予定だ。
もちろん、トランプ大統領がこの禁止措置を撤回する可能性はある。
しかし、今のところ彼は撤回していない。
その代わりに、トランプ大統領は、
原子力を含む国内のエネルギー源への
依存を強める方針を打ち出している。
エネルギー省のクリス・ライト長官 も
トランプ政権の方針を強調し、
「世界のエネルギー需要が増加する中で、
アメリカは手頃な価格で
豊富な原子力エネルギーの商業化を主導しなければならない」
と述べた。
さらに、
「核燃料安全保障法(Nuclear Fuel Security Act)」
が2024年の国防権限法(NDAA) の一環として成立した。
この法律により、
アメリカ国内のウラン濃縮能力を強化するために
27億ドルの資金が投入される。
現在、企業は燃料生産を加速させるため競争を繰り広げている。
エネルギー省は、アメリカ国内でのHALEU濃縮能力を拡大するために
4社に資金提供 している。
その一環として、オハイオ州ピケットンの濃縮施設では
すでに年間100キログラムのHALEU を生産しており
今後数年間で 900キログラムまで生産量を増やす計画だ。
原子力発電の開発には何年もかかる。
しかし、この数年間は、
SMR 用の HALEAU と通常の軽水炉用の LEU の両方を扱う、
業界の一部の企業にとって非常に利益の出る期間になる可能性がある。
こうした企業の多くは、
Range Nuclear Renaissance ETF(NUKZ) に含まれている。
このETFは昨年設立されたばかりのため、
Weiss Ratingsの評価はまだない。
資産総額:2億1200万ドル
経費率:0.85%
平均出来高:1日あたり157,000株超
Range ETFs によると、
NUKZは「先進原子炉、公益事業、建設・サービス、燃料」
に関与する企業に投資することを目的としている とのことだ。
では、チャートを見てみよう……。

2月に市場全体が急落した際、NUKZも大きく売られた。
しかし、現在は底を打ち、力強く反発している。
確かにボラティリティは高いかもしれない。
しかし、長期的な視点でアメリカの原子力の未来に投資したい方にとって、
今が良いエントリーポイントかもしれない。
供給不足は確実に迫っている。
準備を怠らないようにしよう。
幸運を祈る
ショーン・ブロドリック
===
いかがでしたでしょうか?
近年急速にテクノロジーが進化し、これまで以上に
世界中でエネルギーが必要になっています。
そんな中、脱炭素の流れで原子力が再評価され、
Google、Amazon、アメリカ政府をはじめ、
世界中で先進的な原子炉(SMR)が注目されています。
そして、SMRに必要なウラン燃料 HALEU の需要は、
今後拡大すると予測されています。
「自国第一主義」を掲げるトランプ大統領
による政策などの追い風を受け、
一部の企業が恩恵を受ける可能性があると、
ショーン・ブロドリック氏 は分析しています。
世界が脱炭素へと大きく舵を切る中で、
再評価されつつある原子力分野への注目が高まる今、
このETFがどのような成長を遂げるのか、
長期的な視点で、原子力の成長によって資産を増やすことを狙いたいのであれば、
ぜひ、エントリーしやすい今のうちに投資を行い、
今後の動向に注目してみてください。
とはいえ、この企業はまだ新しく、
Weiss Ratingsによる格付けも現時点では付与されていません。
将来性には大きな期待が寄せられているものの、
「実際のところ、どれくらい信頼できるのか…」という判断材料は、
まだ多くありません。
もしあなたが、
しっかりと評価されており、
長年の実績を持つ企業に投資したいとお考えなら――
私たちが関心を寄せる
CO2を出ない”新”ガス資源に注目してみてください。
実は今、急成長が予測されている
”新”ガス資源が存在しています。
この資源は石油のように安定的に発電ができ、
クリーンエネルギーのように二酸化炭素を排出しない
という夢のような特性を持った新しいエネルギーです。
さらに、その”新”ガス資源市場は
年平均成長率116.5%と予測されています。
これはAI市場の成長率の3倍以上のスピードです。
年平均成長率116.5%と予測される”新”ガス資源とは…
(動画の35分24秒頃からご確認いただけます)
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