傑出した動きを見せるセーフマネー銘柄から得られる3つの教訓
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- 2020年9月24日
- トピックス
個人的にファストフードはそんなに好きじゃない。よほど急いでいるのでなければ、家で作るか、ファストカジュアル(ファストフードとファミリーレストランの中間)で外食する方が好きだ。
しかし、投資アナリストとしては、ファストフードにしっかりかじりつくことをお勧めしたい。特にセーフマネーの方法論のチェックボックスが全て当てはまる銘柄なら、尚更である。
この企業の配当利回りは、出来立てのハンバーガーから滴る肉汁のように豊かだ。
COVID-19のパンデミックにもかかわらず、ほとんどの拠点を営業し続けられる財務力・経営能力がある。
新製品や、新しいマーケティング計画もあるので、さらに強固な業績を上げている。
さらに、それはワイス・レーティングで長い間、手堅く格付けされてきた。(新型コロナウイルスの影響で短期的に下落したにもかかわらず)
同社株価は史上最高値を更新している。
この社名は皆さんも馴染みがあることだろう。しかし、同社のパフォーマンスから学べる教訓は重要だ。現在の環境を考えれば尚更そう言える。
その企業はマクドナルド(MCD、格付け「C」)だ。
いつもならセーフマネーレポート中の銘柄をここで紹介することはしていない。だが、レポート購読者は既にこの考えを吸収し行動に移す時間が十分あったので、今回は例外として少し幅広いポイントを強調したい。
まず、この環境下でお金を稼ぐ方法はたくさんある。 高品質で高収益な配当株や貴金属、貴金属マイニング企業の株式を考えてみよう。
見るべきところを分かっていれば、あなたは驚異的な利益の可能性がある株を見つけられるかもしれない。
第二に、金融メディアは、刺激の強いものや、テレビの視聴率が上がるものに焦点を当てすぎるきらいがある。大体、テクノロジー分野一辺倒だ。巨大テクノロジー企業群がインターネットバブルを彷彿とさせる昨今の状況下では特にそう言える。
でも、もしあなたがテクノロジー銘柄しか保有していないなら、あなたのポートフォリオには、ある一つの要素が欠けていることになる。それは分散化だ。
時期が良ければかなり儲かるだろう。でも先週にも起きたことだが、もしそれらの株がこけた時には、一気にかなりの額を損失する可能性がある。
一方、セーフマネーレポートで紹介している銘柄は遥かに反発力が強い傾向がある。マクドナルドを見てみよう。テクノロジー銘柄がこけても、全くと言っていいほど影響を受けていない。
第三に、マクドナルドや私が狙いを定めている他の銘柄の成功には、FRB(米連邦準備制度)の一部の政策が関係している。FRBは長期間、金利をゼロ付近に維持することを決定している。政策担当者は、それがより広範な経済を支える上で最善の方法だと語っている。
しかし私たちは長年の経験から、この戦略が成長とインフレを顕著に押し上げるのではなく、資産への投機と価格上昇を煽るだけだと知っている。それによって投資家は、見つけられる限りどこでもどこまでも、利回りを追い求めるよう強いられる。
簡単に言い換えると、ウォール街(株式市場)が利益の大半を吸い上げ、メインストリート(大衆)にはわずかな切れ端が残るかどうかということだ。
これが物事の「あるべき姿」だろうか?そんなことはない。しかし私はアナリストとして、状況がどうあって欲しいかではなく、現状どうなっているかに焦点を当てなければならない。そうすることが、あなたが富を守り成長させるのを助ける上で最善の方法だからだ。(つまり、あなたもそういう捉え方をした方が良いという事)
そういう訳で、FRBの最新の政策会合の結果が今日出るとき、戦術や取り組みの変化について匂わせることを期待したりはしない。つまり、逆手に取れば、マクドナルドや他のセーフマネー投資の将来は明るいと言える。そこから利益を得られる機会をお見逃しなく!
それではまた。
マイク・ラーソン