上昇気流に乗る方法
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- 2021年11月24日
- トピックス
今、株式が熱い。
余裕のある利回りを実現し、高いワイス・レーティングを獲得しているセーフマネー・スタイルの銘柄の多くは、市場をアウトパフォームしている。
当初より予想されていたことではあるのだが。
2021年に入ってわずか数日後、私はセーフ・マネー・レポートの購読者に対し、非常に重要な予測をお伝えした。ちょうど、バイデン大統領の当選が確定し、民主党が議会の主導権を握ったタイミングでの事だ。
私からのアドバイス?「莫大な量の、チープでイージーなお金」が市場に出回る状況に向け、準備すること。
史上まれに見る “マネー・フラッド”となるだろう。連邦準備金制度から、議会から、そしてワシントンの隅々からだ。
結局、これは国と資本市場の両方にとって、高い代償がつくものとなるのだろうか? 間違いない。また、それまでの間、最大の利益を得るために上昇気流に乗ることについては? 当然だ。
SPDR S&P 500 ETF トラスト(NYSE:SPY)の年初来のリターンは約26%となっている。
ゆとりある利回りを実現し、高いワイス・レーティングを獲得しているセーフマネー・スタイルの銘柄の多くは、それより更に好調だ。
もちろん、マネー・フラッド環境の一部は、特にインフレ率などに比べ、金利がひどい状態にあることは間違いないが・・・
状況を変える可能性があるものとは?
ワシントンD.C.の財政規律・・・本当に厳しい金融政策。1999年末から2000年初めに見られたような、資産市場における巨大で強力な「ブローオフ」ハイ。
私が注目しているのはこういったポイントだが、今のところすべて、机上のものに過ぎない。理由としては以下の通りだ。
1. バイデンは、1兆ドル規模のインフラ支出法案を議会に通したばかりで、道路や橋、電気自動車(EV)の充電ステーション、ブロードバンド・インターネットのパイプラインなど、あらゆるものに資金が投入されることになる。
2. 米連邦準備制度理事会(FRB)は、債券買い入れの縮小開始を発表したばかりだが、市場では、利上げは何カ月も先になるという見方が強まっている。つまり、インフレ調整後のファンドレートがプラスに転じることはなく、延々と金融引き締めが行われるだろうということだ。
3. 市場は上昇しているが、「ブローオフ」のステージへの到達を示すような、大きな動きはまだ見られない。テックバブルの最後の年(1999年)、ナスダック総合株価は86%も上昇したという事を覚えておいて欲しい。
結論からいうと、私のアドバイスは変わらない - 今のうちに、上昇気流に乗っておこう。
ただし、あくまで「セーフマネー」投資と戦略に基づいて行ってほしい。マネー・フラッドの流れが弱まり始めた時、貧乏くじを引かないためにもだ。
それではまた。
マイク・ラーソン
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