【メタバース本命】米アナリストが認めた日本企業
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- 2022年4月22日
- トピックス
こんにちは。Weiss Ratings Japanの安居です。
引き続き、株式市場は上がったり下がったり…難しい相場が続いていますね ^^;
今年に入ってからS&P500が1週間で5~10%も乱高下する荒い値動きが何度もありました
個人的には、荒い値動きにあえて付き合う必要もないのかなと考えています
チャンスが来るまでじっくりまって、もし待ちすぎてチャンスを逃してもある程度は仕方ない。
長期投資を前提にするならそれぐらいどっしり構えても良いと思います ^^;
もちろん荒い相場にはチャンスもたくさんあるのでしっかりした戦略に基づいて積極的に投資していくのもいい選択だと思います ^^)
前回のメルマガでは証券口座は2つ必要ですか?という件名で、
米国株で資産を築くために、どの証券口座を使うべきか?について僕の個人的な意見をお伝えしました。
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なるほどと思いました。1つの証券会社を使いこなしてから、別口座を設けるのがベストと思います株福亭利確 様
有用情報ありがとうございます。SBIをメインで使ってきましたが、IB証券が取り継ぎしてるとは知りませんでした。
TKB 様
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感想を送ってくださった方、ありがとうございます ^^)
どの証券口座がベストなのかには正解がありません。
それぞれの証券会社がそれぞれの企業努力でよりよいサービスを提供しようと頑張っています。
ちなみに僕は保有銘柄を丸ごと別の証券口座に移管したこともあります。
後から「別の証券口座にしといたら良かったー」と思ったら新しく開設して保有銘柄の移管手続きをすればいいので、なにはともあれ投資を始めることが一番大事です ^^)
前回のメルマガはこちらからご覧ください
↓
あとこんな質問もいただきました。
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SBIがIB証券と提携してるなら、米国株は全部買えるのですか?
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SBI証券で米国株を買う時、IB証券に取次されますが、じゃあIB証券で変える銘柄は全部買えるのかというと残念ながらそうではありません。
日本の証券会社は日本の証券会社として日本のルールで取り扱いを行っているからです。
といっても、日本の証券会社の中では米国株の取り扱いが多い方だとは思います ^^)
ということで今日の本題ですが、
先日、マークマン氏が「メタバースへ前進するソニー」という記事を公開してくれました。
そう、あのソニーです。
マークマン氏は約40年前に金融ジャーナリストとしてキャリアをスタートしてからずっと投資に関わり続けてきた超ベテラン投資家です。
そんな方が日本企業を取り上げてくれるなんて嬉しいですね ^^)
今回はこの記事について、僕なりに簡単に補足したいと思います。
まずはマークマン氏が取り上げたニュースそれがこちらです。
Epic Games(エピックゲームズ)といえば「フォートナイト」が有名です。
フォートナイトは登録ユーザー3億人を超える超人気ゲーム
本来はバトル系ゲームなのですが、自由に空間を作ってそこでコミュニケーションしたり、キャラクターが着る服に課金したりと、
これまでのゲームアプリとは全く違う経済圏が生まれているそうです。
僕は普段ゲームをしないので「ゲームを進めるために武器を買うならともかく 服を買うってどういうこと???」という感じです ^^;
使っていないのでイメージしにくいのですがフォートナイトはゲームの域を超え、もう一つの世界「メタバース」として機能しているということです。
昨年Facebookが社名を「メタ・プラットフォームズ」に変更しましたが、
メタバースの本命はEpic Gamesだ!という声もあるそうです ^^)
ちなみに、フォートナイトが人気なだけじゃなくて「Unreal Engine」というゲーム開発ソフトウェアも提供していて、
このソフトウェアがゲームだけでなく、NASAが宇宙飛行士訓練やディズニーの映画制作などにも使われているらしいです。
そんなEpic Gamesに、ソニーが大型の追加出資を決めたというのが今回のニュース。
今年初めに似たようなニュース(規模は桁違いですが)がありましたね。
ゲーム会社アクティビジョン・ブリザードをマイクロソフトが買収するというニュースです。
この買収はマイクロソフトがメタバースへ進出する足がかりと言われています。
買収と出資ではビジネス上の意味がかなり違いますが、ソニーもマイクロソフトも、メタバース進出のためゲーム業界に目をつけている、ということですね ^^)
さて、ゲーム会社への出資を通じてメタバース進出を目論むソニー
世界一のSNS、Facebookが社名を変更するほど力を入れ、時価総額世界2位のマイクロソフトが本腰を入れているメタバース業界で勝ち目はあるのでしょうか?
マークマン氏はあると考えているようですし、僕もそう思います ^^)
昨年から話題になったメタバースですが、「夢物語」と考えている人も少なくありません。
実際、現実世界やビジネスの現場で使えるようになるのはまだまだ先でしょう。
でもゲームなら?
少し紹介したように、フォートナイトではゲームの域を超えてメタバースのような経済圏がすでに生まれています。
なのでメタバースの実現は、
ゲームから始まりより幅広いエンタメで活用され
徐々に一般生活に溶け込み最終的にはビジネスの現場でも活用され文字通り「もう一つの世界」になる
という流れになる可能性が高いと思います。
メタ(Facebook)は「ホライゾンワールド」という形でビジネスの現場にメタバースを持ち込もうとしているので、どうなるかはわかりませんが ^^;
まず初めにゲームやエンタメ(映画や音楽)からメタバースが広がるとすると…
そこはソニーの独壇場です。
ソニーは世界1位のゲーム会社です。
2021年の売り上げは約2兆8000億円と2位のテンセントの2倍近い規模。
やっぱりプレイステーションはゲームの王様です ^^)
さらに映画配給会社としてもワーナーやディズニーを抜いて世界1位というデータも見つけました。
ソニー(子会社のソニー・ピクチャーズ)は「スパイダーマン」や「007」など超長寿・超人気のシリーズを持っていますね。
そして音楽レーベルとしても世界第2位。
ゲーム・映画・音楽
ソニーはそのそれぞれで世界トップクラスのシェアを握っています。
メ
タバースがゲーム業界から始まり映画や音楽などのエンタメに広がり…
という話をしましたね。
メタバースでみんながゲームをするようになったら?メタバースでみんなが映画を見るようになったら?メタバースでみんなが音楽ライブに参加するようになったら?
数万もの米国株を分析するマークマン氏が「ソニーは大きく飛躍するだろう」と言った理由も納得できます ^^)
ということで最後にWeiss Ratingsの格付けや業績を簡単にみておきましょう。
こちらはWeiss Ratingsの格付けです。
続いて売り上げと利益です。
悪くはないですが、成長している!という感じではないですね ^^;
といっても、今回ソニーを取り上げた理由は過去ではなく未来にあります。
格付けは過去のデータが元になっているので未来への期待で投資する時は安全性を確かめるくらいで十分でしょう。
事業の効率性を表す「Efficiency」が高評価なので本業でしっかり利益を出せていると考えられます。
メタバースで話題の企業の中にはよく調べると赤字でボロボロ…というものも珍しくないですが、ソニーならその心配はなさそうです ^^)
最後に株価です。
2020年ごろから表示していますが、高値から30%近く下落しています。
これをチャンスと捉えるかどうかはリスク許容度・性格・資産状況によりますが、僕は個人的に大きなチャンスが来ているように見えます ^^)
マークマン氏が言うように予想PERのわずか15.2倍、1株売上の1.5倍という水準はメタバースで飛躍しそうな企業としては安すぎるように見えます。
ちなみに、青色がニューヨーク証券取引所に上場するソニーでオレンジ色が東京証券取引所市場に上場するソニーです。
ドル円の影響もあって時々違う動きをしますが、同じ銘柄なので基本的に連動しています。
米国株としてソニーを買うか日本株としてソニーを買うか
基本的にはどっちでもいいので、管理のしやすさや資産分配(ドルで持ちたいか否か)で考えるといいんじゃないかと思います ^^)
と言うことで、今回はメタバースの本命米アナリストが目をつけた日本企業ということでソニーを取り上げました。
ソニーは日本人として誇りを持てる超優良企業だと思いますが、
今回調べてみてその思いはより強くなりました。
米国株で資産形成しているとはいえやっぱり日本企業にも頑張ってほしいですよね。
ぜひソニーについて調べてみてください ^^)
P.S.Weiss Ratingsは1万銘柄以上ある全ての米国株を日々評価しています。
格付け情報のほか、アメリカ人アナリストの記事もたくさんあるので、ぜひご覧ください
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