【試練の1週間】どう投資する?
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- 2022年4月27日
- トピックス
こんにちは。Weiss Ratings Japanの安居です。
いやあ、大きく下がりましたね ^^;
ネットフリックスが大暴落…
※tradingviewより
高値からだと70%近い暴落です。
確かに決算は悪かったのですが、正直、ここまで下がるほどか?という感じです ^^;
こちらはエヌビディアのチャートですが、
※tradingviewより
紫色のところにサポートがあると思っていましたが下抜けていったので厳しい展開が続きそうです…
半導体はこれから先の未来に必要不可欠ですし、エヌビディアはこの業界のリーダー的企業です。
直近の業績成長も凄まじいので長期で見れば大丈夫だと思いますが ^^;
こちらはナスダック
※tradingviewより
3月に反発したところに近づいてきました。ここで反発してくれるといいのですが、もし割り込んでしまうと…
今年の株式市場は本当に怖いですね ^^;
このメルマガをご覧の方であれば、僕が今年に入ってから「地味でつまらない銘柄に注目しよう」といっていたのを覚えていると思います。
例えば、2月9日に「安心して眠れるアイスクリーム銘柄」という件名で紹介したゼネラルミルズは
※tradingviewより
一時下落する局面もありましたが7%ほど上昇してくれています。
3%近い配当もあって、株価も強い。嬉しいですね ^^)
3月15日に「強くて弱い株を買おう」という件名で紹介したアボットはこんな感じです。
※tradingviewより
かなり下がったところで取り上げたのでそこからは横ばいに推移。
今のところ資産を守れています。
と、自慢したいわけではありません ^^;
昨年取り上げた銘柄の中には下がっているものもあります。
昨年10月7日に「(シェア100%!) 高ランク半導体銘柄」という件名で紹介したKLACは一時40%近く上昇してくれたのですが、今年に入ってからはダラダラ下落…
元の位置まで戻ってきました。
※tradingviewより
半年以上前のメルマガなので見ていない・覚えていない方も多いと思いますが当時の価格まで戻ってきた今のタイミングでぜひ読み返してみてください ^^)
↓
という件名で届けたNDAQ、TRI、TXNは10%くらい下落しています…
※tradingviewより
メルマガで取り上げた時は上昇トレンドだったのですが、今年に入って一気に流れが変わりました。
11月11日に「天才エンジニアが目をつけた包装企業」という件名で紹介したアムコアは
※tradingviewより
上下を繰り返しながらもほとんど横ばい…
といっても、配当利回り4%以上なので市場全体が下落する中、横ばいなら悪くはありません ^^)
今日、こうして過去のメルマガを振り返ったのは相場の大きな転換点が近づいていると思うからです。
先ほどみせたナスダックのこのチャート
※tradingviewより
今、3月の底値に近づいてきていますが、ここで反発するか、さらに下落するかで相場の雰囲気は大きく変わると思います。
もし3月の底値を割り込んで、さらに下落が続くようなら…
「ナスダックが最高値更新!」というニュースを見るのは数ヶ月、もしかしたら数年先になるかもしれません。
去年までは毎日にように「S&P500が最高値更新」「ナスダックが最高値更新」という見出しが出ていたんですけどね ^^;
そんな時、相場の雰囲気に合わせて戦略を変え投資していくことも大切ですが、
個人的には、以前投資していた銘柄をしっかり見直すことのほうが大切だと思います。
例えば、最初に見せたネットフリックス
※tradingviewより
高値から70%も下がり、保有している人の多くが資産を減らしていると思います。
そんな時、株価を見て売買するのではなく、「なんでこの銘柄に投資したんだっけ?」というのを考えてみてほしいんです。
例えば(ものすごくざっくりですが…)映画ストリーミングは今後伸びる!というのが前提で、ストリーミングの王者に投資しよう!と考えてネットフリックスに投資していた場合
今の下落でネットフリックスを損切りする必要はありませんよね。
会員数などを見ても、ネットフリックスは今でもストリーミングの王者と言えます。
相場が大きな転換点を迎える時(多分今週か、来週が転換点です)
投資家としての技量が試されます。
ぜひ、今投資している銘柄について「なんでこの銘柄に投資したんだっけ?」というのを考えてみてください。
「上昇トレンドだからだ」という理由であれば、相場の転換期に判断を変える必要が出てくるでしょう。
「業績がめちゃくちゃいいからだ」であれば、株価の値動きを追いかける必要はありません。業績がいい限り、持ち続けるだけです。
去年までハイテク株が好調だったので、ハイテク株を多く持っている人もいると思います。
でも今年に入ってからかなり下落しています。
でも投資している理由が
・テクノロジーの進歩はとまらない
・テクノロジーは世界を良い方向に変える
・テクノロジーは人々の生活に必要不可欠だ
というのであれば、株価を気にする必要はないはずです。
リスクヘッジのため損切りラインを決めておく、などは別ですよ ^^;
要するに、投資した時と違う理由で、相場の雰囲気によってコロコロ判断を変えるのは避けようということです。
「この企業は長期で強いはず!」と思って投資したのに、
「相場全体が下落してる!損切りだ!」なんてことを繰り返していたらどんどん資産が減っていきます。
ちなみに僕は1月19日のメルマガ「消えたバフェットのパートナー」で
「何もしないことも重要な投資判断」ということをお伝えしました。
なので僕自身、この数ヶ月投資を少し抑えています。
3月頭に大きく下がったところで少し買いましたが、その後はじっと我慢
いくつかの銘柄をウォッチリストに入れていて買い時を伺っています ^^)
僕が今買おうと考えている銘柄についてもそのうち取り上げるかもしれないので、我々からのメールを見逃さなないでくださいね ^^)
P.S.Weiss Ratingsは1万銘柄以上ある全ての米国株を日々評価しています。
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