金価格を急騰させる新たな3つの力
- 3589 Views
- 2024年9月20日
- トピックス
昨日、金価格は再び最高値を更新しました。
3日連続での更新となり、
1オンス=2738.90ドルまで上昇しました。
S&P500やナスダックも今年は力強い上昇を見せてきましたが、
金の上昇はそれ以上です。
実際、年初来の上昇率は
・S&P500は24.64%
・ナスダックは25.56%
・金は32.31%
と金が最大。
しかし資源株投資のスペシャリスト
ショーン・ブロドリック氏の分析では
金はここからさらに上昇する可能性があるようです。
なぜなら金が上昇する
新しい要因が登場したからです。
一体、何が金価格を上昇させているのでしょうか?
今回、それらを教えてくれるのが、
金や銀といったコモディティ投資のスペシャリストである
ショーン・ブロドリック氏。
現在、金価格は
1オンス=2738ドルですが、
短期的には3100ドル
そして長期的にはOOドルになると予測しています。
その続きはこちらをご覧ください。
金価格を急騰させる新たな力
金価格は10月18日に市場最高値を再度更新し、
その後も連日最高値を更新し続けている。
その上昇の勢いはどこまで続くのだろうか?
私はまだまだ金は上昇を続けると予測している。
なぜなら、新たな力が金市場に影響を及ぼし始め、
金価格をさらに高騰させる可能性があるからだ。
そもそも金が史上最高値で取引されているにもかかわらず、
ここからまだ上昇する余地があるのだ。
その理由を3つ挙げてみよう。
要因その1:さらなる利下げが控えている
つい数週間前、米連邦準備制度理事会(FRB)はついに、実に4年ぶりに政策金利の引き下げに踏み切った。
FRBは政策金利を0.5%引き下げ、4.75%から5.00%の目標範囲とした。
年末までに追加で2回の引き下げがあり、FRBの「ドット・プロット」予測が正しければ、2025年にはさらに4回の0.25%の引き下げがあるはずである。
FRBは2025年6月までに基準金利を4.1%に、2026年6月までに3.1%に引き下げることを予想している。
これは、米ドルの他の通貨に対する力を弱める。
金はドル建てで取引されているため、ドル安が進めば、通常は金価格が上昇する。
第2の要因:強気フラッグ
金のチャートを見ると、最も信頼性の高いチャートパターンの一つである強気フラッグを形成しているように見える。
これは、現物金地金を保有し、金の変動率を確実に追跡するSPDR Gold Shares(GLD)のチャートである。
GLD(および金)は、個人投資家が金に投資する簡単な方法でもある。
GLDは、20日移動平均線に沿って上昇している。
GLDがブルフラッグを形成しているように見える。
ブルフラッグとは上昇トレンド中に発生する強気の継続パターンで、トレンドが再開する前の一時的な停止を表す。
短期間の調整の後、強気の勢いが続く可能性が高いことを示すことが多い。
実際、昨日は金がそのフラッグの上限を試し、ここから上にブレイクアウトする可能性を示していた。
ブルフラックの上限に達しているためまもなくブレイクアウトする可能性があるが、もしブレイクアウトすれば金は短期的に14%上昇するだろう。
つまり、金の価格は1オンスあたり3,100ドル近くまで上昇する可能性がある。
それが私の短期的な目標であり、数ヶ月の問題である。
私の研究では、長期的には金価格の目標は6,902ドルに達すると予測している。
これは数年を要し、ジグザグな上昇をたどるだろう。押し目は買いであると見ている。
では、金価格の次の上昇を後押しするのは何だろうか?
第3の要因:金ETFの買い
金投資家として、私は常に現物金ETFを諸刃の剣と見てきた。
強気相場では、投資家が金を買い進めるため、ETFは金を上昇させる。
しかし弱気相場では、ETFの現物保有が売りを増加させるため、状況を悪化させる。
金価格は上昇しているにもかかわらず、金ETFは少し前まで弱気相場の中にあった。
しかし現在、我々は強気相場にある。そしてETFの買い手は、まさにそれに気づき始めたところである。
次のチャートは、金の価格推移、現物保有の金ETFによる売買、そして中国の中央銀行による金の購入を示している。
金色のチャートは金そのものの価格である。
青い線は、金のETFの総保有高である。
最近まで、金の価格が上昇する一方で、金のETFは市場で売却されていた。
つまり、現物ETFは金の価格の足かせとなっていたが、世界の中央銀行による購入がその売却を上回った。
実際、赤線は中国の中央銀行による金購入を示しているが、それを見れば、中国の中央銀行がどれほど金を買い集めているか、お分かりいただけるだろう。
他の中央銀行、例えばポーランド、インド、トルコなども購入している。
しかし最近では、現物ETFが金を買い始めている。青い線が上昇し始めているのがお分かりいただけるだろう。
9月だけでも、14億ドル相当の金が購入された。
これにより、これまで存在しなかった力が金市場に加わり、金価格が大きく大胆に上昇する道が開かれた。
投資家はこれからどうすべきなのであろうか。
金鉱株は長年低迷していた。
今年の上昇にもかかわらず、依然として多くの銘柄が割安に見える。
選択は必要だが、掘り出し物もある。
あるいは、GLDを購入することもできる。
多くの投資家がこの方法を選んでいるが、それは、金価格が次の急騰に向けて上昇しているからだ。
ではまた。
ショーン・ブロドリック
いかがでしたか。
最高値を更新し続けている金価格ですが、
さらに上昇する可能性を秘めているようです。
そこには
・FRBによる追加利下げ
・強気チャート形成
・金ETF買いの高まり
この3つの要因があると
Weiss Ratingsのアナリストである
ショーン・ブロドリック氏は教えてくれました。
ブロドリック氏の分析によると、
短期的には3100ドル
長期的にはなんと6902ドルまで上昇する可能性があるようです。
その上昇の恩恵を受けるための
投資先は金ETFであるGLDであると教えてくれました。
そして、ブロドリック氏は金鉱株について、
「今年の上昇にもかかわらず、依然として多くの銘柄が割安に見える。
選択は必要だが掘り出し物がある」
と分析していました。
ただ、もしあなたが割安な金鉱株で
金価格以上のリターンを狙っていきたいのであれば、
こちらの動画もおすすめです。
金価格の上昇に伴い、
金以上のリターンを狙える金鉱株を紹介しています。
実は、
今回紹介した金価格上昇の3つの要因に加えて
もう一つ大きな要因がありました。
それは、残り2週間を切った
2024年大統領選挙です。
なぜ、大統領選が金価格を上昇させるのか?
そして、金価格以上のリターンを狙える銘柄は何なのか?
その正体は
こちらの動画をご覧ください。
↓
P.S
こちらの動画の公開は
明日までとなっています。
お早めにご覧ください。
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。