マグ7の影に潜む、驚異的成長力を誇る〇〇王者
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- 2024年9月13日
- トピックス
テクノロジー業界を牽引する「マグニフィセント・セブン」(通称マグ7)
その勢いは止まることを知らず、最近でもエヌビディアのAIチップ需要急増による株価の高騰やアップルの新型iPhone発売など、各社が目覚ましい活躍を見せています。
まさにテック業界の頂点に君臨する存在とも言えるこれらの企業ですが、実は
Weiss Ratingsアナリストであるマイケルロビンソン氏は
「アップル、マイクロソフトをはじめとする
マグニフィセント7を凌駕し
今投資チャンスにある企業が存在する」
と言います。
マグニフィセント7を凌駕し、AI関連銘柄でもなければ半導体銘柄でもない、
あなたの身近に存在するこの企業とは一体なんなのか…
ぜひ続きをお読みください!
現在、高金利や新学期のショッピングシーズンの影響により、多くの人々がインフレに伴うクレジットカードの残高増加に直面している。
私自身、実店舗での現金使用はほとんどなく、
大半の買い物や取引をオンラインで済ませるため、カード利用頻度は高い。私の妻も、親族の支払いのほぼ全てをカードで行っている状況である。
カード決済を多用する理由は明確であり、ポイント還元の魅力が大きいことだ。毎月の支払いを全額済ませても、利用額に応じたポイントが蓄積されるのは大きな利点である。
今回、私がこの話題を取り上げた理由は、このようなデジタル決済が現代の消費経済の中核を担っているからである。実際こうしたデジタル化は経済がインフレや高金利の影響下でも柔軟に対応できる一因となっているのだ。
これからあなたには、この新たな経済環境で重要な役割を果たしており、非常に有望な投資先と言える企業をお伝えしようと思う。
優れたテック投資のチャンス
先週、ニューヨーク連邦準備銀行の発表によると、アメリカ人のクレジットカード残高が現在1.14兆ドルに達したことがわかった。2021年第1四半期以降、その残高は3720億ドル増加しているということだ。
クレジットカードの取引量は、実際の債務額を大きく上回る。
クレジットカード業界の動向を分析する、権威ある調査機関ニルソンレポートによれば、2026年までにアメリカでのクレジットカード取引量は6.3兆ドルに達すると見込まれている。この大きな数字は決済市場の急速な成長を如実に示しているといえるだろう。
また、消費者に関して言えば、負債の増加だけが問題なのではない。事実、銀行口座から直接支払うことができるデビットカードの使用量は過去数年で急増しているのだ。
アメリカ銀行協会の最新のデータによると、デビットカードの取引額はクレジットカードの4倍にも及び、4.3兆ドルに達する見込みがある。
だからこそ私は、このような状況下で、中国国外最大のカード決済組織であるVisa(V)という企業に強い投資価値があると考えている。
ここで一つ明確にしておきたいことは、私は多くのアメリカ人が生活費の高騰に苦しんでいる時に、消費者の負債から金儲けをするための方法を提案したいわけではないのだ。
むしろ、借金ではなく取引で収益を上げ、本質的にはテクノロジー企業であると考えているからこそ投資価値があると考えている。
先にお伝えしたように、Visaは中国を除く世界最大のカード決済組織であり、そのネットワークを通じて年間約10兆ドルの取引を処理している。
そしてこのようなVisaの成功の要は、「VisaNet」というネットワークにあるのだ。Visaはこのネットワークに多額の投資を行い、非常に強力なシステムを構築してきた。その結果VisaNetは、42億枚以上のデビットカード、プリペイドカード、クレジットカードを200カ国以上で利用可能にして、15,000以上の金融機関と連携しているのである。
14兆ドルの取引ネットワーク
昨年6月時点で、VisaNetは14兆ドル以上の取引を処理していた。現在、全てのカード決済の50%がVisaNetに依存しているため、Visaはこのネットワークの信頼性向上に多大な努力を払っている。
実際、このネットワークがスムーズに機能するように、コロラド、バージニア、ロンドン、シンガポールに4つの高速データセンターを建て、すべての取引をいずれかと連携しているのだ。
これらの施設は世界有数のセキュリティを誇り、停電時には自家発電が可能である。さらに、テロ攻撃や犯罪、自然災害にも対応できる設計になっているため、極めて高度な保護体制が整っていると言えるだろう。
このようなシステムは金利の変化が金融機関に与える影響を心配することなく、国の金融システムから利益を得る本当に素晴らしい方法だと考えている。
Visaは銀行ではなく、ローンの提供やVisaNetを利用するカードの発行すら行わない。
だがその代わりに、同社は金融機関や決済業者に技術とネットワークへのアクセスを提供し、ライセンス収入を得ているのである。
アップルを凌ぐ決済王者
このようなライセンス収入によって、同社は安定したキャッシュフローを生み出す優れたビジネスモデルを実現している。実際Visaは、VisaNetで毎年行われる800億件を超える取引のそれぞれから約2%の手数料を徴収することができるビジネスモデルを可能にしているのだ。
言い換えれば、Visaは洗練されたバックエンド企業を備えたテクノロジー企業で、金融業界と小売業界から収益の一部を受け取ることができる安定した企業なのだ。
Visaの収益を見てみよう。
Visaは過去3年間で、一株当たりの利益を平均20%成長させている。そしてこの成長率は、Meta Platforms(META)の3倍以上、Apple(AAPL)の4倍、さらにはMicrosoft(MSFT)の成長率をも上回るのだ。
つまりVisaは、貸倒リスクを背負うことなく、アメリカで増加しているデジタル決済の流れとクレジットカード債務から利益を得る独自の体制を整えている企業ということだ。
アメリカのデジタル決済の拡大とクレジットカード利用の増加により、仮に2025年に不況が訪れたとしても、人々はクレジットカードやデビットカードを使い続けるであろう。なぜなら現代生活において、それらはもはや不可欠なものとなっているからである。
だからこそ私はVisaは長期的に見ても非常に優れたテクノロジー投資先であると考えているのだ。
健闘を祈って
マイケル・ロビンソン
いかがでしたでしょうか。
カード決済として名高く、おそらくあなたも認知していたであろうVisa(V)が優れたテクノロジー企業で且つマグニフィセント7を凌駕するほどの投資チャンスであったことに驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Visaはその優れたビジネスモデルから安定したキャッシュフローを生み出しており、Weiss格付けでも「B-」(買い推奨)を獲得しているため当社に投資することを検討してみても良いかもしれません。
ただ、もしあなたがWeiss Ratingsの格付けでVisaよりも高い評価を受け今投資チャンスにあるテクノロジー企業に投資したいのであれば、
月刊Weiss Ratings、9月号19ページにある「ホットセクターリスト」をご覧ください。
ホットセクターリストとは今最も市場で注目される業界からピックアップされた素早い資産成長を狙える銘柄です。
そしてこの2番目に紹介されているテクノロジー銘柄はWeiss格付けでVisaよりも高い「B評価」を受けており、8月1日に発表した決算で売り上げと1株あたりの利益を大幅に成長させました。
そしてわずか3ヶ月で22%以上の株価成長を達成しているのです。
(Trading viewより引用 2024/5/22~2024/8/23)
Visa、アップル、グーグルよりも高い格付け評価を受け、素早い資産成長を狙える銘柄をポートフォリオに加え資産成長を加速させたいという方はぜひこちらをチェックしてみてください!
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