【偉業記録更新中】56回連続で好決算の銘柄
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- 2023年4月10日
- トピックス
こんにちは。Weiss Ratings Japanの安居です。
今日も「最高ランク米国株25銘柄」から、事前予想を上回る好決算を連発するヘルスケア銘柄を紹介したいと思いますが、その前に最近の相場を振り返っておきましょう。
3月は銀行破綻だーって大騒ぎ。しばらく方向感がなく、一時期200日移動平均線を下回る場面もありましたが、ここ2週間ほどは絶好調ですね ^^)
※tradingview
こちらは年初来のS&P500、NASDAQ100、ダウ30種の株価推移。去年健闘したダウがほとんど横ばいなのに対し、NASDAQ100の上昇がすごいです。指数が数ヶ月で20%以上も上昇するなんて、なかなかあることではありません。安値から20%上昇したことで、NASDAQ100は定義上「強気相場入り」を果たしました。
もちろん、昨年の下落が行き過ぎだったと言うこともできますが、ちょっと上昇スピードが怖い気もします ^^;
2023年1~3月のナスダック総合指数の上昇率は、コロナショックからの急回復以来の急回復なのだそう。2020年のコロナショックの後、ナスダックは2021年末までぐんぐん上昇していました。怖い反面、またあの上昇が見れるのかちょっと期待してしまいますね ^^)
S&P500をいつもみている移動平均線と下落トレンドラインで見るとこんな感じ↓
※tradingview
下落トレンドライン(青)で反発し、200日移動平均線(赤)を回復。ぐんぐん上昇して350日移動平均線(オレンジ)に向かって急上昇中です。
今日はいくつかの個別銘柄も見てみたいと思います。
こちらは日本でも人気の高配当半導体銘柄のインテル
※tradingview
かなり長いこと低迷…今年2月には減配も発表してどうなるかと思いきや、年初来だと20%以上上昇しています。実はインテル。減配を発表した後に株価が上昇しました。減配は高配当銘柄にとって最悪のニュースです。それでも下がらないと言うことは、この辺が底値、流石にこれ以上悪くなることはないというサインなのかもしれませんね。
同じく半導体大手ですが、エヌビディアの上昇はもっと凄まじいです。
※tradingview
年初来で2倍近くに急騰。各移動平均線を超えてぐんぐん上昇しています。
エヌビディアに関しては昨年末から話題のchatCPTによるものが大きいでしょう。chatCPTを提供するOpenAIは、1万個のエヌビディア半導体を使ってchatCPTを開発したと言われています。
僕もchatCPTはよく使っていて、AI方面は一気に盛り上がりそうだな、、と思っていたのですが、
chatCPTの開発にも関わっていた(OpenAIの共同設立者です)イーロン・マスク氏が、対抗サービスの開発に乗り出したり…
Googleが対抗馬として急いで出した「Bard」のアップデートが進んだり…
ものすごく競争が激化している分野なので、最終的な勝者を予測するのは簡単ではありません。
確かにエヌビディアの半導体(GPU)は高性能ですが、最近では高性能な半導体を企業が独自開発する例も増えてきました。
それに、AI開発・運用には、GPUの何十倍ものCPUが必要です。先ほど取り上げたインテルはCPUのシェア1位なので、AIの普及はインテルなど、他の半導体メーカーにも恩恵をもたらすでしょう。
余談ですが、エヌビディアは1993年創業で今年30歳になります。(僕と同い年です ^^)
アップルは創業31年目、31歳の時に初代iPhoneを発売し、次の10年で飛躍しました。
人も企業も30代が飛躍の時。エヌビディアは現在、半導体の設計にもAIを活用する新しい研究開発を進めているそうなので、アップルがiPhoneをリリースしたときのような飛躍を見せてくれるかもしれませんね。(僕も30代で飛躍できるように頑張ります ^^;)
さて相場も飛躍している中、30代で資産も飛躍させたいと願う僕がピックアップした最高ランク銘柄は…
お馴染み、ユナイテッド・ヘルスです。
2022年6月に「53回連続で投資家の期待を超えてきた銘柄」として紹介した時は、こんなチャートをお見せしました。
※tradingview
チャート下にある緑色の「E」は、決算で事前予想を上回ったことを示しています。綺麗な緑アイコンが並んでいますよね ^^)
この記事を書いた時、過去53回の決算全てで、事前予想を上回る売上・利益を出していました。僕はいつもチャート上にこのアイコンを表示して銘柄分析していますが、これほど緑の「E」が並んでいる銘柄はほかに見たことがありません。
ちなみに当時は53回連続でしたが、そこからも連続してポジティブ決算を連続。現在、56回連続で予想を超える決算を続けています。次の決算は4月23日で、そこで57回連続になることを期待しています ^^)
2022年10月には「このセクターへの投資は常にオススメ」という記事で、いくつものNo.1を持つ企業だということをお伝えしました。
今調べたところ、ユナイテッド・ヘルスはヘルスケアセクターの中で、
・時価総額No.1
・総資産額No.1
・年間売り上げNo.1
・直近1年で稼いだ現金No.1
と数々のNo1をキープ。
ヘルスケアという人間の本能、生きていく上で必要不可欠な分野で、これだけのNo1を持っているなんて、調べてば調べるほど、投資しない理由がない気がしてきます。
しかし株価は…
※tradingview
先日大きく上昇しましたが、昨年後半の高値から10%ほど下落。
ユナイテッド・ヘルスに限らず、今年に入ってヘルスケアセクターが弱いですね ^^;
僕はこの理由について、単なるセクターローテーションが大半だと考えています。昨年強かったヘルスケア・生活必需品系からハイテク株へ資金が移動している。長期の視点に立てば、しっかりとした基盤を持つ銘柄の下落は最高の投資チャンスと考えることができます。
以前取り上げた「安心して眠れるアイスクリーム銘柄が再び…」もそうですね ^^)
ということで今年2月に通期決算が出たので、直近数年の決算を簡単に見てみましょう。
※tradingview
まずは最重要指標、キャッシュフローの推移です。さすが直近1年で稼いだ現金No.1のヘルスケア銘柄。営業・フリーキャッシュフローともに長期で綺麗な右肩上がり。
キャッシュフローが数年以上連続で増え続けている銘柄は意外と少ないので、僕はこうしたグラフを見かけると投資する・しないに関わらずメモしておきます ^^)
※tradingview
続いて売上と利益。どちらも過去数年、2桁成長を継続しています。売上の伸びより利益の伸び率の方が大きいので、利益率がぐんぐん改善してきているようですね。
気になるところがあるとすれば、営業コストが非常に大きい点です。
※tradingview
売上と利益のグラフで気づいたかもしれませんが、ユナイテッド・ヘルスは決して利益率が高いビジネスモデルではありません。その理由が営業コストの大きさです。営業コストとは、会社を運営するために必要なコストのことで、家賃や設備、人件費などの合計。
上のグラフは、現金などの流動性資産と、営業コストを比較したものですが、流動性資産の4倍もの営業コストがかかっていることがわかります。
つまり極端な例ですが、もし明日売上がゼロになれば、数ヶ月で資金ショートしてしまうということ。保険という継続収入が見込めるビジネスモデルがメインなので、急に売上が激減するリスクはほとんどないと思いますが、利益率が低く、営業コストが高い。売上の低下によって急激に財務状況が悪化する可能性は、リスク要因として知っておいた方がいいと思います。
ちなみに、以前この動画で紹介した銘柄↓
ここでは、僕も保有しているヘルスケア銘柄を紹介しているのですが、財務状況についてはユナイテッド・ヘルス以上だと分析しています ^^)
※tradingview
こちらは流動性資産と営業コストの比較ですが、ユナイテッド・ヘルスほどの偏りはありません。つまり、もし明日売上がゼロになっても、当分、事業を継続することができるということ。
※tradingview
売上・利益もユナイテッド・ヘルスと同じく綺麗な右肩上がりでほとんどの年で2桁成長を継続。利益率はユナイテッド・ヘルス以上です。
※tradingview
キャッシュフローも申し分ない ^^)
そして、何より僕が魅力を感じているのは…ユナイテッド・ヘルスの3倍近い配当利回りと、50年以上に及ぶ連続増配の実績です。
自分のポートフォリオにもう一つヘルスケア銘柄を足すなら、迷うことなくユナイテッドヘルスですが…今の資金状況的に、新たにユナイテッド・ヘルスを買うより、すでに持っているこのNo1高配当ヘルスケア銘柄を買い増したいと考えています。
資金が許すなら両方買いたいですけどね ^^;
ぜひユナイテッド・ヘルスとNo1高配当ヘルスケア銘柄、両方検討してみてください。
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