アップルが「Cランク(保持)」に降格…
- 417 Views
- 2024年12月4日
- トピックス
アップルが「Cランク(保持)」に降格…
その一方で格上げされた3つの「Aランク(買い)」銘柄とは…?
アップルは2023年1月にWeiss Ratingsの格付けで「Bランク(買い)」に格上げされて以降、1年と10ヶ月、「Bランク」を維持。
その間、株価は大きく上昇し、+55.76%となりました。
しかし約1ヶ月前、アップルの格付けは「Bランク(買い)」から「Cランク(保持)」へと降格。
株価も最高値付近をキープしているのに一体なぜ、「Cランク」へと降格したのでしょうか?
その理由を見てみると、、、
- 1株あたり利益の減少
- 負債比率の増加
- 営業キャッシュフローの減少
利益の成長性、財務の健全性の低下などの理由で「買い」から「保持」へと格下げされました。
実際、アップルのEPS(1株あたり純利益)は2023年第2四半期以降、6回連続で市場予想を上回る結果を出していたものの、直近の決算では、市場予想を約40%も下回る結果になっています。
しかし、、、
そんなアップルがWeiss Ratingsの格付けで「Cランク」に格下げされる一方で、最高評価である「Aランク」に格上げされた銘柄が3つあります。
Weiss Ratingsは約12000銘柄ある米国株にA~Eランクまでの5段階で評価していますが、、、
Aランクの評価を受ける銘柄はその中でも上位0.1%の10数銘柄しかありません。
では最近、そんなAランクに格上げされた銘柄は一体なんなのか?
Weiss Ratingsの格付けシステム総責任者であるギャビン・マゴール氏が3つのAランク銘柄を教えてくれました。
この3つの優良銘柄は、おそらくほとんどの方が聞いたことがないはずです。
Weiss Ratingsは1971年に創業し、現在まで50年以上も続いている。これには明確な理由がある。
それは、Weiss Ratingsが他の企業をスポンサーに持たない高い独立性があり、他社よりも優れた投資格付機関であるからだ。
投資の判断に迷ったら、Weiss Ratingsがその答えを出してくれる。その対象は米国株式からETF、投資信託、銀行、保険、さらには暗号通貨まで多岐にわたる。
今日は、最近新たに格上げされた「Aランク」銘柄を紹介しようと思う。
現在、Weiss Ratingsが格付けを行っている12,660銘柄のうち、獲得するのが非常に困難な「Aランク」の格付けを手にしているのは、わずか17銘柄だ。
直近90日間における株価変動順に並べたら下のようになる。
ここに17銘柄が並んでいるが、皆さんがあまり知らないであろう機能「Rating Change(格付け変更):Upgraded(格上げ)」を使って絞り込んだら3つの銘柄に絞られる。
注目すべき3つの銘柄
格上げされたAランク銘柄に絞り込んだ結果、残った銘柄は以下の3銘柄だ。
ここ最近、この3銘柄が「格上げ」されたことがわかる。Weiss Ratingsの格付けで「Aランク」を獲得するのは中々ないので、ぜひ投資対象として検討してほしい。
かと言っても、あまり聞いたことがないような銘柄だと思うので、2つの銘柄を簡単に紹介しようと思う。
RLI(RLI)は、幅広い保険商品を提供する保険会社だ。RLIは売上の半分以上を損害保険事業から上げており、高い収益性を確保している。
Weiss Ratingsのサイトには、売上や利益などの決算情報も掲載しているので、確認してみてほしい。気に入ってくれる点が多くあるだろう。
さらに、私はエンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ(EPD)も気に入っている。この企業は、石油の輸送を行う企業であり、Weiss Ratingsの格付けでは2022年3月25日に「買い」の評価である「Bランク」に格上げしてから、ずっと「買い」評価が続いている。
「買い」評価となって以降は30%近く上昇している。配当利回りは6%を超えているので、高配当も魅力的だろう。
エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズは、収益の大部分が長期契約よるものなので、安定した業績が見込めるだろう
さらに同社は、多種多様な資産の基盤、健全な財務状況、そして、27年連続増配中の安定した配当成長と、強みが多くある。株価が横ばいの期間であったとしても、配当収入でリターンを得ることもできる。
同社は、アップルやエヌビディアなどの世界的に有名なテクノロジー企業とは違い、派手さはなく、知名度もないだろう。ただ、それらのテクノロジー企業に起こりうるような失敗は、同社には無縁のことだろう。
私はエンタープライズ・プロダクツ・パートナーズだけでなく、Weiss Ratingsの格付けで「Aランク」の評価を受けたほとんどの銘柄に対しては、同じような考えを持っている。
なぜなら、すべてWeiss Ratingsの厳しい審査を通過して、高い評価を受けているからだ。
覚えておいてほしいのは、私たちは公平で、正確で、最新の情報を常に提供しているということだ。
インターネットを使う人なら誰でも無料でWeiss Ratingsの格付けを見ることができるので、投資する前は必ずWeiss Ratingsの格付けを見るという習慣を身につけてほしい。
健闘を祈って。
ギャビン・マゴール
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。