最新のリチウム攻略法
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- 2023年5月30日
- トピックス
中国市場がEVによって急伸しています。
2021年、中国のEV販売台数は約294万台。全世界のEV販売台数の45%が中国なのです。 なぜ中国ではこれほどEVが普及しているのでしょうか?
その理由は政府の補助金です。中国では14年も前から、EV自動車などに補助金を出していたのです。
そしてこの流れは世界中に波及しアメリカでも、EVなどのクリーン自動車を購入した場合にそれぞれ
4,000ドル、7,500ドルの税額控除するなどの対策を発表しました。
このような対策が世界で行われていることもありEVベンチャーも急激に増え、
中国だけでも新エネルギー車を生産する自動車メーカーはその数にして約300社に及ぶといわれており、どんどんニューヨーク証券場に上場しています。
EV市場はこれからもどんどん加速していきそうです。
ただ、EVがすごいことはわかってもこれだけEV関連の企業があるとどこの投資するか迷いますよね。
そんな方はリチウムに注目してみてください。
EVの電池材料に使う素材で中国のEVではもちろん、
世界中でも使用されているのでどのEVが活躍しようと、その恩恵を受けやすいのです。
では、そのリチウムからリターンを得るには我々はどこに投資すべきなのか。
今回はショーン・ブロドリック氏による、リチウム攻略法についてお届けします。
過去最高値から一転して、リチウムの価格は新たな足場を築きつつある。
これは単なる小休止なのか、それともバッテリーメタル(電気自動車の電池材料に使う鉱物資源)が高く湧こうとしているのか。私の見解と、攻略方をお伝えしよう。
リチウムは取引可能な商品として非常に新しいため、市場が細分化されており、価格は1つではない。しかし、人々が注目しているのは、世界最大の金属市場である中国での炭酸リチウムの価格である。
これがチャートだ。
すごい!リチウムが昨年11月の高値から4月24日の安値まで72%も下落したことがわかる。しかし、今は底を打ち、高値に向かっている。
では、このスイングの背景には何があるのだろうか?短期的な問題で長期的なトレンドが中断されることがあるということだ。
リチウムの長期的な展望は非常に強気に見えるが、昨年末、リチウム産業は問題に直面した。生産者は、中国政府の補助金(終了間近の補助金)を利用して、2022年末まで生産を拡大した。その後、生産量をかなり下げた。当然、価格もついてきた。
中国は、リチウム電池メーカーだけでなく、EV購入者への補助金も削減した。そのため、EVの販売台数も落ち込むという予測だった。
1月のプラグインカーの販売台数は6.3%減少したものの、懸念されたほど大きな落ち込みはなかった。そして、また売り上げが上がっていく。
一方、電池メーカー各社は、削減幅が大きすぎたと気づき、今、彼らは組立ラインを再び稼働させるために奔走している。つまり、リチウムの購入が増えるので、価格が底をついているのだ。
世界で走っている電気自動車の半分以上は中国にあるのは事実だが、リチウムやEVの市場は中国がすべてではない。
世界的に見ると、電気自動車の販売台数は昨年55%増の1,000万台と急増している。 3月の世界のEV販売台数は、前年同月比で28%増と急増した。また通年では、全世界の販売台数はさらに35%増の1,400万台になると予想されている。
需要が高いため、新たに供給も開始され、市場は以前よりバランスが取れている。しかし、需要はさらに飛躍しそうで、鉱山がそれについていけるかどうかが勝負になりそうだ。価格はもっと長く上がると思われる。
では、どのように攻略できるのか
このトレンドに簡単に乗ることができるのが、グローバルXリチウム&バッテリーテクノロジーETF (LIT)だ。
経費率は0.75%で、アルベマール(ALB)やソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリ(SQM)などのリチウム鉱山や、テスラ(TSLA)やリヴィアン(RIVN)などのEVメーカーも含む。
テクニカルチャートを見てみよう。
LITのテクニカルチャート
LITが底を打ったように見えるのがお分かりいただけると思う。大きな下降トレンドを崩して、上昇に向かいつつある。このようなブレイクアウトは、このファンドを100ドル、あるいはそれ以上に引き上げる可能性がある。
今日はこれにて終了する。強気な市場を探しているなら、リチウムは再びその準備をしている。次の充電が始まる。
ただ、ギアが上がる前に乗り込む気概が必要なのだ。
幸運を祈る
ショーン ・ブロドリック
EVの需要拡大に伴いリチウム関連のETFが今後伸びていくという
ブロドリックの分析でした。
EVの需要はこれから先ますます増していくと予想されているので
グローバルXリチウム&バッテリーテクノロジーETF (LIT)も
ブロドリックの分析の通り
100ドル以上、上昇する未来もそう遠くないかもしれません。
ただ、あなたが
ETFよりも今後大きなリターンを狙っていきたいのであれば
月刊パワーエリートの6月号をぜひ読んでみてください。
6月号には、2027年までに株価が2倍になると予想される銘柄が
17企業紹介されています。
業種は様々ですが、リチウムに関連する企業EVに関わる企業なども掲載されています。
中にはLITよりも直近5年間で比較的安定的に3倍近く成長している銘柄もあります。
継続フォローしていく銘柄も一部あるので
ぜひ、月刊パワーエリートを手にして長期的な株価の成長はもちろん
2027年までに訪れるチャンスも掴んでみてください。
※ 広く一般の投資家に情報としてお届けする事を目的とした記事であり、Weiss Ratings Japanが運営する投資サービスの推奨銘柄ではありません。予めご了承下さい。