特別買収目的会社(SPAC)とIPOが注目を集める中、「セーフマネー」戦略が富を築く
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- 2021年5月14日
- トピックス
「SPACブーム」と言われ始めたのは、つい最近のことのように思われる。
個人投資家は、電気自動車や宇宙旅行など、ハイテク分野の高騰しすぎているセクターに投資しようとして、特別目的買収会社(SPAC)の株を買いたがっていた。
2021年1-3月期には、SPACが300件近く上場し、過去最高の880億ドルの資金を調達した。
このブームは、他の熱狂的なトレンドと連動していた。
その中には、赤字企業の新規株式公開(IPO)の急増や、ゲームストップ(GameStop Corp.:GME)など、「Reddit銘柄」の急激な高騰もあった。
私はと言うと、2月初旬に、私はこのような熱狂状態で行動を取ることは非常に危険であると警告した。
では、その後どうなったかと言うと、先の警告を行った記事の英文版が掲載された1月27日の終値でGMEを買って今まで保有し続けた場合、59%近くの含み損になっているはずだ。
また、これはただ我々にとって都合の良い事例を挙げたのではない。
デファイアンス・ネクスト・ ジェン・SPACデライブドETF(Defiance Next Gen SPAC Derived ETF:SPAK)は、211のSPACとSPAC由来のIPOの株式を保有するETFだ。これは非常に多様な株式を集めているが、株主にはあまり恩恵をもたらしていない。このSPAKは2月初旬から28%値下がっている。
その間、私の「セーフマネー」戦略の選りすぐりの銘柄やファンドの多くは、上昇する一方だった。
それらの銘柄は、ワイスレーティングで高格付けを得て、魅力的な配当利回りがあり、持続的に利益を生み出し、そしてあらゆる事業環境で成功してきた強い実績を持っている。
いわゆる話題性のある銘柄ではなく、事業と市場パフォーマンスという二つの観点から、「勝てる」ことを証明してきた企業である。
ここでは、具体的な銘柄名を多くは紹介できないが、 今後もこのブログに一般的な手引きをお知らせするので、引き続きご注目いただきたい。
あなたが、1月と2月に発行した手引きを活用して多くの人気銘柄の急落を回避し、「セーフマネー」のアプローチから恩恵を受けることができたことを願っている。
それではまた
マイク・ラーソン
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