ゼロに近い金利で投資するための4つの戦略
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- 2021年9月10日
- トピックス
今日は飛行機の中からお届けしている。
機内で周りを見渡して、表面上は段々といつもの状態に戻ってきていることを確認するのと同じぐらい、非日常的に感じられる。
しかし、金利という部分に関しては、未だ正常とはほど遠い状態だ。これまでと同様、通常とはかけ離れている。
以下、数点について考えてみてほしい。
・当座預金はほぼ0%
・銀行の普通預金は、払われたとして数ベーシスポイント
・1年物のCDが、平均0.17%程度
・10年物の国債?たったの1.3%強だ。
ちなみに、繰り返しになるが、上記は名目利回りで、インフレ調整される前の数字なので、さらに気が滅入る。
また、7月の消費者物価指数(CPI)が5.4%となったこともあり、実質利回りはマイナス圏で推移している。
・つまり、一般的な銀行口座や債券、債券ファンドにお金を貯めておくと、週ごとに購買力が失われていくということだ。
驚くべきはインフレ率との比較においてである。政策担当者の姿勢やアプローチを見ると、軌道修正が行われる可能性があるのではないかと思える。
経済や市場におかしなお金を大量に垂れ流したことによるネガティブな副作用を認識、評価するということ・・・
また、短期間ではあったが、昨年のパンデミックによる市場崩壊のどん底からどれだけ進歩したかを考えれば、彼らは「正常化」を始めるのではないかということだ。
・しかし、何も変わらない。
全く何も、である。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、最近行われたジャクソンホール経済シンポジウムでの講演で、その事実を認めた。
もちろん、低金利 / ゼロ金利 / マイナス金利(LIRP/ZIRP/NIRP)に陥っているのはアメリカだけではなく、先進国市場の世界全体が同じ状況にある。
一部の中央銀行が、大不況後よりもさらに長く金利を低く固定しようとする可能性も十分に考えられるが、時間が経たなければ誰もわからないことだ。
・ここで、私が今このフライトに乗っている理由に戻ろう。
ラスベガスで開催される「MoneyShow Las Vegas」にて、このどん底の環境下でより多くの収入と持続的な利益を得るための、私の4大戦略の詳細をお伝えする予定だ。
もし直接会場に来ることが難しい、あるいはバーチャルでの参加を考えている方々向けに、このゲームプランの骨子を少しだけお見せしよう。
戦略1: インフレに打ち勝ち、コア・ポートフォリオに持続的な利益をもたらす、高収入・高格付けの株式や上場投資信託(ETF)にフォーカス
戦略2: ワシントンD.C.が安価かつ容易に提供し続ける資金の分け前を得られる企業をターゲットにする(例:インフラ、材料、建設、循環株・・・)
戦略3: ドルの価値が下がり、”マネーの洪水”のような政策が行われている中、貴金属や鉱山株への配分を増やす
戦略4: オプションを売ること(買いではなく)で、より多くの収入、高確率での成功を得る
少なくともこの4つの戦略を自分のポートフォリオに取り入れてもらえれば、たとえ低金利であっても、成功する可能性が格段に高くなると確信している。
そして何より、これらの戦略は、利回りや金利が上昇したときにも効果のあるものだ。ぜひ、今すぐ実践してみてほしい。
それではまた。
マイク・ラーソン
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