今すぐ投資すべき場所が分かる1つのチャート
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- 2022年6月27日
- トピックス
ウォールストリートはテック銘柄の底値探しを続けている。テスラ(TSLA)、メタ・プラットフォームズ(META)、コインベース(COIN)は「底打ち間近」だとオンライン中に書いてある。
馬鹿げている。
私は、1月以来、成長株からバリュー株への大転換が起きていること、その大きな要因はインフレであることを繰り返し述べてきた。 ビッグ・テックには、依然としていばらの道が続いている。
しかし、上昇が近いのはコモディティだ。
私はコモディティについても、何度も私の見通しを述べてきた。
なぜコモディティの波がこれからくるのか、その理由を説明しよう。
コモディティバスケットの代表格であるiPathブルームバーグ・コモディティ・インデックス・トータルリターンETN (DJP)を、ハイテク株に特化したインベスコQQQトラスト(QQQ)のパフォーマンスで割ったこの週足チャートを見てみよう。
コモディティが何年もハイテクを下回ってきたことが分かる。実は、これは14年前の2008年までさかのぼる。
だが、コモディティは2020年にハイテクを下回ることをやめ、 そして今年に入り、コモディティはハイテクを上回るようになった。 原油、ガス、ニッケル、小麦、金などが強気の動きを見せている。
このコモディティの動きは、低迷しているテクノロジーの動きと同様、消費者物価指数(CPI)の8.6%というインフレが背景にある。
全て納得がいく。 インフレは物の値段が上がることによって起こり、日用品は物だ。
では、インフレはすぐにでも終わるのだろうか?
それはないだろう。
ジグザグに動くことは確かだ。何事も一直線には進まない。しかし、コモディティと同様、インフレはあまりにも長い間抑制されていた。これからは、そのサイクルが逆回転することになる。
コモディティに関しては、14年間にわたる低迷が、長い間の好調な動きをもたらすだろう。
DJPはコモディティブームをうまく利用したものであり、インフレの大きな要因の一つであるエネルギーのウェイトが36%となっている。経費率は0.70%。
DJPの欠点は、無配当であることだ。以前、高配当で成長する投資は、この不安定な市場でもアウトパフォームするとお話したことがある。私の有料会員のモデル・ポートフォリオはそのように構成されている。
しかし、朗報なのは、配当金を支払うコモディティにレバレッジを効かせた株式がたくさんある点だ。一人で取引を行う場合は、しっかりと調べ物を行って欲しい。
コモディティのアウトパフォームは本物であり、今後も続くだろう。今後の投資先として最適だ。
いつものように、取引に入る前にご自身で分析を行うことを忘れないで頂きたい。
あなたの成功を願って。
ブロドリック
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